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ニャンミャオ・ダイアリー [全847件]
![]() これがイタリア映画と思えないほど、堂々のドイツ映画の感触ではある。 ジュゼッペ・トルナトーレは「記憶の扉」('94)が好きだが、その系列に連なる秀作と言っていいだろう。あれこれ絶賛もしたい作品だが、ことにヒロインを演じるクセニア・ラパポルトがあまりにも見事に素晴らしい。 映画のキャッチコピーに『女は哀しみを食べて生きている』とあるが、哀しみなどということばでは洩れ過ぎ失われる、あまりに深く過酷な人生を体現した表現力である。 12年間に9回妊娠させられ、その子たちは堕胎も死産もあるかもしれぬが生存もあって行方知らず、その子を探すと以上にナチスの傀儡からつけ狙われていると思しきいま、逃げず屈服せず耐えに耐える人生の拮抗が凄絶を極める。 ただ、苦難というだけではない。その境涯によって屑折れても不思議でないその性格さえおのれの生を守るために、バランスにひずみを生じている、そんな女の圧倒されるようなギリギリの存在を示して余すところがない。 ロシア出身の女優というが、素晴らしい実力というべきだろう。もちろん周囲の役者陣のバランスも見事なものだが、クセニア・ラパポルト(覚えにくい名だが)「善き人のためのソナタ」のマルチナ・ゲデックとこれも好一対の、ナチスものというジャンルを想定してアンソロジーを組めば、必ず拾いたい仕上がりの最大の要因であることは言うを待たないだろう。 トルナトーレとしても最高作に位置づけたい、緊迫の、シニカルにして莞爾たる2時間ではある。 Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved
![]() しかし気は失せてももう勝つんやないかと観るのが阪神ファンや。その辺のところが巨人ファンと違うところや。芯も骨もない強い時だけのファン、それが巨人親方日の丸ファンちゅうものやろ。 であっても、こち虎はそんな金があれば強いというような夢も希望もないチームに入れあげるほど、知性も理性も磨滅していないのだ。まあ少年時代にたぶらかされた無知蒙昧の巨人肩入れに過ぎぬから底は浅い。そんなことはまあ勝手にしやはれや。 問題は勝てぬタイガースの現状や。たまに出てきてすぐ決勝点を献上、そのまま故障選手になってしもうた藤川も、それを象徴しているようなもんや。 だが42歳が踏ん張ってくれはったやないの。坂本も沈黙させたやないの。2点の先取点じゃすぐひっくり返されるやろと、ファンも「ドキドキしてました」や。ところが次々と加点、5回などクリーンアップから連なって桜井まで加わる4連打やないの、これを見たかったんや。線香花火ばっかりじゃ華やかさがないがな。 オールスターと勘違いしとる先発ラインアップも顔色なくした思うたら、救援投手まで聞いたこともないような有象無象が出てきよって打ち込まれてたがな。あほくさいチームやなあ。勝てばいいというものじゃないのだ。勝ちに輝きが添えられていなくては価値はない。 シャットアウトやないの。11連敗も恥を知れやけど、偉そうなメディアを嵩に着て行軍することこそ恥を知れや。すこうし鬱憤が晴れたけど、お返しはこれからや! Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved
![]() 手立てはただひとつ、青春の刹那性の魅力に尽きるのである。 刹那はいけないと云ったって、その刹那ができる意力も体力もその時期にしかない。まさしく青春と刹那性は不即不離で、もはやおとなが同じことをしようとしてもみじめな姿をさらすだけである。 そんな刹那の男女が、なおもその刹那を続けていくと、やがて実人生の壁に突き当たり食うにも事欠き、職にも事欠き、女は精神のバランスを崩し、死産も経験する。 だが映画が描くのはその悲惨への批判ではなくて、むしろ刹那を全うしていった男女の、刹那と実人生の対峙そのものを、天国、地上、地獄という構成で静かに提示する。 珍しくオーストラリアの作品で、まるでオルネラ・ムーティの美少女時代をほうふつとさせるアビー・コーニッシュがなかなかに魅力的。青春の輝きがいつまでも消えないほど、映画の中の不幸もまたはじくほどの魅力がなまなかではない。 男は28歳で急逝したヒース・レジャー、その事実を知れば、よりこの役柄は尖鋭ではある。 ちょいと見には自堕落男女の顛末記のように見えるが、そう見えながら若さという時期の青春のあくまで刹那の魅力と、その墜落を点綴しながら、ステレオタイプな若者批判を拒絶するかの視座も備えた出色の作品。 Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved
![]() わが虎は横浜に8−4、ようやく新井さんが大活躍。6回お疲れの下柳が逆転を喰らい、すぐその裏同点というところが素早かったね。今岡久々(今季初?)タイムリー。続く7回に加点して後は盤石。渡辺-江草-ウィリアムス-藤川や。江草もポカが少なくなった。 新井さん4安打4打点、このところ調子が落ちた兄貴の代わりにこのくらいの獅子奮迅はあたりまえにしてもらわんとなあ。浅井のタイムリーも桜井の深ーい犠牲フライもまこと良き哉。 まあ横浜相手やからここらで貯金に転じないと、展望も開かれん。クリーン・アップもつながって危なげはなかった。本日ものぞき見をすると広島―巨人4回まで0―0のガップリ四つ。三つとも転がしたれ。広島新球場もいつか行くぜ。兄貴も新井さんもお世話になったチームや。虚塵に行かんところが選手のプライドちゅうもんや。髭まで剃ってのこのこ行くようでは男がすたる。 そういえば26日広島戦先発のジェン(鄭 凱文)6回零封、堂々たるもんやった。試合は継投したアッチソンが不調で負けはしたが、ようやく頼れる先発4人目や。こうして趣が変わるのがペナントや、もっとみんなで叩こうジャイアンツ、大男総身に知恵が回りかねぞい。 Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved
![]() こち虎は珍しくハイヴィジョンで放送されて、元気のない広島相手とはいえ、滅多にない12-1の大勝。福原もようよう初勝利。立役者はあと3塁打があればサイクル安打だった葛城やろな。むしろ兄貴(無安打)以外で勝った珍しきワンサイドというとこやろ。新井はんまで2安打や。鳥谷も3割のせたしなあ。狩野も高率アップの猛打賞や。 こんな風にスミ1で終わらず加点していく、言うは易し行うは難しを実現してくれればトイレにもゆっくり行けるんやけど、ふだんはトイレにいっとる間に同点か逆転やから、こんな試合の時は頬も緩むなあ。なにしとんや!と怒らんでも済むし。わが家のいと愛しきニャンくんをみつめる想いとおんなじや。 安藤-能見-福原と、三本柱になるかといえば予断は許せないけど、少々の希望は出たかというところ。ようやく借金も返せたし、まだまだダンゴレースの一員やろけど、じわじわ巨魁を追い詰める楽しみもあるしなあ。そういつまでもわが世の春を謳歌させては中世のごとき暗黒や。噂では今日、台湾の鄭凱文がそのヴェールを脱ぐかもしれんいうこっちゃが、吉報にしてほしいもんや。 Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved
![]() こち虎は待望、いま何が必要と言ったらこれっきゃない。完封投手や。4-0や。 モタモタイマイチを続けておった能見が少々コントロールはお粗末だったが、結果オーライや。プロ初完封思うたら2年ぶりらしいわ。記憶に残っとらんくらい完投さえ大昔やないの。 打てんなら零封しとけば負けはないんや。まあ幸先良く先取点は奪ったけど、追加点はやっぱりさほどでもない。 それでも前日、渡辺もウィリアムスもアッチソンも藤川も使っての延長やったから、中継ぎ抑えを休ませた功績、これが大きい。休みなく試合は続くからなあ。 鳥谷がようやく.296 狩野の.352が光るねえ。盗塁3もあるし、矢野の留守をよー埋めとるがな。兄貴.420はそれでも落ちてきた数字、その落ちてきたところを新井はん.194が埋めなくてどうするねん。赤星.254が盗塁7でリーグトップというのがあるけど、率はもうチョイほしい。不発弾に近いメンチ、今岡や。やっぱり新井はんしかおらんでえ。 ピッチャーは福原、藤田は相も変わらず危なっかしいし、石川や上園、それに岩田待ちや。久保は去年の金村とおんなじ感じで最終的決め手がないしなあ。その金村、小嶋それに久保田なんかどないなってるねん。いつ出てこれるんやろ。出ればほぼ心配の少なかった村山・小山・バッキー、江夏、今から振り向けばみな超人・偉人に見えるなあ。 あち餓鬼に3連戦3連勝という布陣にははるか遠いから、こわごわ見とらなあかんばい。 Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved
![]() と、無聊を囲いつつも一応はのぞいてみるタイガース、相変わらず打てんねえ。メンチ登録抹消、昨年フォードの二の舞、このところ外人不作に明け暮れるなあ。 安藤が唯一の先発本領で辛抱のピッチング、いい加減、援護点あげたれよ、と檄を飛ばしていたら平野のボーンヘッドをきっかけに1点先に取られ、なにをしとんの緊張感ないなあ、とボヤキ節、それにしてもその1点がチャンスがありつつもすべて凡退でフイ。 見てられん状態にもはやウトウトこっくり、惰眠も貪る好機かとハッと目覚めさせてくれたんが40歳の桧山はんや。同一チーム3連敗だけはやめてほしいと、その願いもどんどんあきらめの境地やったところに、やっぱりねえ。若手も発奮せざるを得んワンチャンスの同点打。 若者文化は文化と言えんもんの方が多いだけに、いぶし銀は目立つことが少ないだけ大いなるいぶし銀や。 その後のリーリーフもえっちらおっちら窮地をよー逃れた。敵さんも貧打と言えばご同様、どっちもどっちあとひと押しがないまま12回、やるべき人がドンずまりに仕事をしてくれはったん。鳥谷3ランや。新井さんは5タコ。惜しいライナーすら打てる気配もなかったよ。 休みなく次は広島戦やけれど、共闘5チームがつぶし合いではなあ。興もイマイチの具合やねえ。でも見たいねえ、危なげのないピッチングとか、眼も覚める連打とか。 まだまだ今のタイガース、出来損ないの映画とおんなじや。 Copyright (C) 2009 Ryo Izaki,All rights reserved |一覧| |
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