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この広い空のどこかで今日もいい日旅立ち

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May 22, 2007
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カテゴリ:映画
キム・ノヴァクの最盛期('55~'60)の見落とした2作品のうち、「逢うときはいつも他人」('60)が予想通り良かったので続いて先立つ作品「媚薬」('58)を見たら、これが二重に嬉しい作品で、これでほぼ最盛期のすべてを見たことになる。

この時期で選ぶなら当然「めまい」('60)を筆頭に、デルバート・マンの「真夜中」('59)が作品としても優れものの名品で再見したいものだが、今回の2作もこの女優の魅力を満開させている点でなかなか捨てがたい魅力である。

「媚薬」はなんと言っても魔女である。しかも猫を携えた魔女というところが、先の二重に嬉しいところなのである。猫も結構出まくりで、その演技もなかなかミステリアス、猫の特性をよく捉えてアンサンブルに興を添えている。
元々キム・ノヴァクは猫のような感性を覚えさせる女優で、猫の魔性とミックスされる魔女ほど適役はないだろう。

その魔女が恋する相手が「めまい」と同じ相手役のジェイムズ・スチュアート、同年度の作品でどちらが先かはわからねど、このミキシングもいいし、同じく魔女および魔法使いの、叔母役エルザ・ランチェスター、弟役ジャック・レモン、さらには「逢うときはいつも他人」で自宅建設依頼の作家役のアーニー・コバックスがここでは魔術書の作家役で出てきて、チームワークよろしき案配である。

お話は泣かない魔女が恋して涙を見せるという他愛もないことに過ぎないが、それをともかくも興味津々で繋いで行くのはそれぞれの思惑が軽妙に綴られる展開の妙、或いはやはりなんと言っても猫と寝そべるだけで絵になるキム・ノヴァクの、代わりがちょっと考えられない美しき魔女モードである。

キム・ノヴァクは盛期を過ぎて痩せこけた時代も見たし、画家としての絵も見たことがあったが、いずれにせよどこか心にかかる猫のたたずまいにも似た魅惑であるのは間違いのないところである。





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Last updated  May 22, 2007 11:57:52 AM
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