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この広い空のどこかで今日もいい日旅立ち

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Oct 15, 2007
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カテゴリ:映画
ジーン・アーサー、ケーリー・グラント、ロナルド・コールマンの顔合わせ、おまけにジーン・アーサーの最後の作品「シェーン」('53)のジョージ・スティーブンスの作品、おまけに未公開、脚本にアーウィン・ショウまで絡んでいるとあっては見逃せぬ、ネットレンタルの発注リストに入れておいた待望の作品「希望の降る街」('42)がようやく入荷。

これがなぜに輸入公開されなかったか不思議なくらい面白い。三者三様の掛け合い、気に入らぬはジーン・アーサーのヘアスタイルと、最後のいささかの蛇足くらい、粋で瀟洒でテンポ良く、これが放火殺人脱獄犯と法学者と、女教師の、ひとつ屋根の下の話が中心とは、考えてみれば脚本の妙というしかない。

勤務先の工場炎上に絡んでケーリー・グラントが逮捕投獄される。労働問題で経営者ともめていた矢先、経営者のキャンペーンもあって疑いのない犯人と衆目の一致をみる状況で脱獄、女教師の姿を窓越しに覗いて侵入、屋根裏部屋にかくまってもらう仕儀となる。そこへこの家を借りることになっていた名のある法学者ロナルド・コールマン。かくまい切れず、グラントを庭師という触れ込みで同席もやむなしといういきさつ。

もうこのころから冤罪づいていたケーリー・グラントが、飄々として、一見その知的紳士ぶりで場になじんでいくゆくたても上手いが、顔が長く見えてジーン・アーサー?と一瞬疑った女教師役も次々と襲うすったもんだを取りまとめ、息つく間もない姿がテンポを生んでいく。
落ち着いているのはロナルド・コールマン、その柄を生かして次期最高裁判事というお墨付きも途中届いたりして、コメディにしてコメディを超える人間絵模様。

あっという間の2時間近くを、興味津々で覗き見ることとなる。未輸入だけあってあまり巷間評価も散見しないが、第一等の作品であるのは8部門アカデミー賞ノミネートで知れようか。輸入されなかったのも一つも受賞しなかったせい、と勘繰れないこともない。
いずれにせよ時代の空気も緩やかに伝えて、名作名品ここにあり!





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Last updated  Oct 15, 2007 09:46:15 AM
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