145988 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

翠 の 風

翠 の 風

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Headline News

Freepage List

Recent Posts

Favorite Blog

小松菜、ほうれん草… けんとまん1007さん

子孫にきれいな空気… Hirokochanさん

能登半島・野崎に到… convientoさん

Comments

 坂東太郎G@ 小泉武夫 今回こちらのtitleです。 もしよろしかっ…
 京師美佳@ Re:「カラスの常識」(12/31) こんにちは^^ 今日から来週は、 寒の…
 京師美佳@ Re:「カラスの常識」(12/31) こんにちは! 大地震があったようで、 …

Profile

Pesca

Pesca

Category

Archives

2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2007年01月12日
XML
テーマ:お勧めの本(7219)
カテゴリ:今日読み終えた本
「イエスタデイ・ワンス・モア」小林信彦

題名:「イエスタデイ・ワンス・モア」
著者:小林信彦
発行:新潮文庫
頁数:267
読みやすさ:4/5
おすすめ度:3/5

 リサイクルブックの店で背表紙を眺めていると、ちょっとタイトル
が気になったので買ってしまいました。なんせ100円やし!
 「ん?カーペンターズ?」なんてふと思いましたが、内容はいわ
ゆる”タイムトラベラーもの”で、過去に迷い込んで自分やその周
辺の歴史を変えようと試みる物語だったので、なるほど、という感
じです。

 過去に迷い込んだ、とはいうものの、主人公の青年はすっかり
その年代の空気になじんでしまって、自分の居場所をつくってしま
うところが小説らしいおもしろさだと思いました。また、主人公が
本来住んでいる「現代」が、1989年という、いわゆるバブル期で、
社会全体が浮かれつつも、ややすさんだ時代、という背景もあり、
迷い込んだ1959年という活力に満ちた高度成長期との対比が、
現代社会を皮肉る側面もあったように思います。

 え~つまり、この本がはじめに発表されたのは1989年なんで
すが、今から18年も前なので、もうその時代がすでに過去になっ
てしまっています。したがって、物語の上では、あくまでも過去と
現在の2つの時代が描かれてありますが、今読むと3つの時代を
意識してしまうことになります。

 古本なのでそういうことになりますが、それはまたそれで味わい
深いものになりました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年01月12日 22時00分24秒
コメント(11) | コメントを書く
[今日読み終えた本] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.