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いや~、寒いですねえ。 寄る年波のせいか、一層寒さがこたえて・・・ (((=_=)))ブルブル わが家の犬も寒さが苦手で、散歩に出るのを億劫がり、 いっしょに毛布にくるまって、ぼんやりしています。 年明けから書き始めた"極テン"ですが、なんだか引きずってしまい、 今回で3回目になってしまいました。 他に書きたいこともなく、寒いと頭の方もお休みのようです。 ・・・とゆーわけで、もうちょっとだけお付き合いください。 ・ 昨年の後半に見てたTVドラマは、「カーネーション」と「深夜食堂2」のふたつで、 どちらも小林薫が登場し、さしずめ"小林薫祭り"といった半年でした。 レコーダーに録り溜めて、半分寝ながら見たりするので、 "善ちゃん"が、いつの間にかポテト・サラダを作ってたりして・・・(笑)。 最後は「キャタピラー」みたいになっちゃった"善ちゃん"・・・なんだかナツカシ さて、もうひとつの共通点は、どっちもタイトルバックの映像&音楽がいいこと。 特に「深夜食堂2」は、ボソボソした歌(鈴木常吉)が流れる中で、 新宿の繁華街(青梅街道から大ガードをくぐり歌舞伎町が見える辺り)の夜景が美しく、 見るたびにゾクゾクッとしました。 デジタル化によって、TVの映像も映画と遜色なくなりつつあり、 なにげないショットが面白いとゆー、別の楽しみをみつけました。 もちろん、本編の方も、マンネリ化しやすいスジ(脚本)を ヌケ(映像)とドウサ(演技)で面白く見せるとゆー、30分ドラマのお手本のようでした。 ほとんど見なくなったバラエティ番組の中で、「サワコの朝」はちょっと面白い。 阿川佐和子のトーク番組で、ほとんど「徹子の部屋」ですが、 いたずらっ子みたいな顔で辛辣なツッコミを入れる佐和子さんが、なかなかよいのです。 で、今まで避けていた彼女の小説を読んでみたんですが、 「うから はらから」は、震災後の気分にピッタリの傑作エンターテイメントでした。 主人公の来栖未来(くるすみく)は、43歳の女性編集者。 「もうあなたとは一緒にやってられない」と夫と別れて実家に戻ると、 熟年離婚をした父が、娘より年下の巨乳美女と結婚し、生意気な義弟までできてしまう。 その様子を実母がのぞきに来たり、心配した元亭主が尋ねてきたり・・・ 本人も、中国人の恋人ができたり、元亭主と一夜を過ごしたりしてしまう。 「血が繋がっていようがいまいが、 "うから(親族)はらから(同胞)"ってことでいいじゃん!」 この小説のテーマを勝手にまとめちゃうと、こんなところでしょうか。 また、福岡伸一ハカセの書評には、 「あらためて小説の楽しさを思った。<中略>そして年をとることのよさを考えた。 それは抗うよりも、受け入れる方に意味を見いだせるようになること」 とあり、佐和子さんと同年のワタシは、しみじみ考えさせられたのでした。 「サワコの朝」のゲストに伊東四朗が出たことがあり、 御歳74歳である伊東四朗が、こんなことを言ってました。 「今年やる喜劇は、ゼシ今年見て欲しい。来年あるいは2年後に見ると、ズレてしまう。 きっと時代の感覚がズレてしまうんでしょうね」 三宅裕司とやる喜劇を見て感心するのは、そのスピード感で、もの凄く速い! あの掛け合いの速さは、時代より先に行っちゃってる気もします。 このところ、音楽や写真に関心が減った分、落語を聴く機会が増えました。 志の輔、昇太、喬太郎とゆー売れっ子落語家は、今の時代を感じさせて面白いのですが、 最近のごひいきは、柳亭市馬(50歳)。 ちょっと志ん朝さんを思わせる容姿で、また声がいいのです。 7月の横浜にぎわい座の独演会で演った「品川心中」では、 ちょうど佳境を差しかかったとき、大きな地震で客席がざわついたんですが、 ちょっと声の調子を上げて、お客を噺に引き戻してしまいました。 もう、こういう場面に遭遇すると惚れてしまいそうで・・・(笑)。 それから、初めてみることができた小三治師匠は、 "コーラは風邪薬の代わりになる"とゆー、 マジとも冗談とも分からないマクラを延々とやって、びっくりしました。 時代からも、常識からも、ズレていく芸もあるようで、 やっぱり、落語は、そーとー奥が深いようです。 ・ え~、なんだか、やっと1年が明けたようです。 これからは、いつものペースに戻って、 なんとか、時代に合うようやっていきたいと思うのですが・・・ 今年もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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