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愚すん

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2012.01.21
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いや~、寒いですねえ。
寄る年波のせいか、一層寒さがこたえて・・・ (((=_=)))ブルブル

わが家の犬も寒さが苦手で、散歩に出るのを億劫がり、
いっしょに毛布にくるまって、ぼんやりしています。

年明けから書き始めた"極テン"ですが、なんだか引きずってしまい、
今回で3回目になってしまいました。
他に書きたいこともなく、寒いと頭の方もお休みのようです。

・・・とゆーわけで、もうちょっとだけお付き合いください。




    ■ TVドラマ

昨年の後半に見てたTVドラマは、「カーネーション」と「深夜食堂2」のふたつで、
どちらも小林薫が登場し、さしずめ"小林薫祭り"といった半年でした。

レコーダーに録り溜めて、半分寝ながら見たりするので、
"善ちゃん"が、いつの間にかポテト・サラダを作ってたりして・・・(笑)。
最後は「キャタピラー」みたいになっちゃった"善ちゃん"・・・なんだかナツカシ

さて、もうひとつの共通点は、どっちもタイトルバックの映像&音楽がいいこと。

特に「深夜食堂2」は、ボソボソした歌(鈴木常吉)が流れる中で、
新宿の繁華街(青梅街道から大ガードをくぐり歌舞伎町が見える辺り)の夜景が美しく、
見るたびにゾクゾクッとしました。

デジタル化によって、TVの映像も映画と遜色なくなりつつあり、
なにげないショットが面白いとゆー、別の楽しみをみつけました。

もちろん、本編の方も、マンネリ化しやすいスジ(脚本)を
ヌケ(映像)とドウサ(演技)で面白く見せるとゆー、30分ドラマのお手本のようでした。



    ■ 小説

ほとんど見なくなったバラエティ番組の中で、「サワコの朝」はちょっと面白い。
阿川佐和子のトーク番組で、ほとんど「徹子の部屋」ですが、
いたずらっ子みたいな顔で辛辣なツッコミを入れる佐和子さんが、なかなかよいのです。

で、今まで避けていた彼女の小説を読んでみたんですが、
「うから はらから」は、震災後の気分にピッタリの傑作エンターテイメントでした。

主人公の来栖未来(くるすみく)は、43歳の女性編集者。
「もうあなたとは一緒にやってられない」と夫と別れて実家に戻ると、
熟年離婚をした父が、娘より年下の巨乳美女と結婚し、生意気な義弟までできてしまう。
その様子を実母がのぞきに来たり、心配した元亭主が尋ねてきたり・・・
本人も、中国人の恋人ができたり、元亭主と一夜を過ごしたりしてしまう。


「血が繋がっていようがいまいが、
"うから(親族)はらから(同胞)"ってことでいいじゃん!」
この小説のテーマを勝手にまとめちゃうと、こんなところでしょうか。

また、福岡伸一ハカセの書評には、
「あらためて小説の楽しさを思った。<中略>そして年をとることのよさを考えた。
それは抗うよりも、受け入れる方に意味を見いだせるようになること」

とあり、佐和子さんと同年のワタシは、しみじみ考えさせられたのでした。



    ■ 落語

「サワコの朝」のゲストに伊東四朗が出たことがあり、
御歳74歳である伊東四朗が、こんなことを言ってました。

「今年やる喜劇は、ゼシ今年見て欲しい。来年あるいは2年後に見ると、ズレてしまう。
きっと時代の感覚がズレてしまうんでしょうね」


三宅裕司とやる喜劇を見て感心するのは、そのスピード感で、もの凄く速い!
あの掛け合いの速さは、時代より先に行っちゃってる気もします。

このところ、音楽や写真に関心が減った分、落語を聴く機会が増えました。

志の輔、昇太、喬太郎とゆー売れっ子落語家は、今の時代を感じさせて面白いのですが、
最近のごひいきは、柳亭市馬(50歳)。
ちょっと志ん朝さんを思わせる容姿で、また声がいいのです。

7月の横浜にぎわい座の独演会で演った「品川心中」では、
ちょうど佳境を差しかかったとき、大きな地震で客席がざわついたんですが、
ちょっと声の調子を上げて、お客を噺に引き戻してしまいました。

もう、こういう場面に遭遇すると惚れてしまいそうで・・・(笑)。

それから、初めてみることができた小三治師匠は、
"コーラは風邪薬の代わりになる"とゆー、
マジとも冗談とも分からないマクラを延々とやって、びっくりしました。

時代からも、常識からも、ズレていく芸もあるようで、
やっぱり、落語は、そーとー奥が深いようです。



え~、なんだか、やっと1年が明けたようです。
これからは、いつものペースに戻って、
なんとか、時代に合うようやっていきたいと思うのですが・・・

今年もよろしくお願いします。







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Last updated  2012.01.21 19:30:52
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