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2006年07月20日
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カテゴリ:ママのはなし
いろいろなことがあって・・・
突然お引越しいたしました。
今ばたばたしていて、ちょっとてんてこまいな状態です。

お引越しのどさくさにまぎれて、
食卓のテーブルにはさんでいたうさちゃんの絵が
なくなってしまい、
代わりに(?)、2004年に開催された
栄光のオランダ・フランドル絵画展」のちらしがでてきました。
それで、うさちゃんの代わりに、このちらしについていた絵を
テーブルの透明クロスの間にはさんでみました。
女神・・・「画家のアトリエ」より

わたしにとっては、なかなかの掘り出し物です。

この絵画展の目玉は、ちらしにも掲載されている
フェルメールの「画家のアトリエ-絵画芸術-」という絵でした。
画家のアトリエ

フェルメール自身が生涯手元に置き、
誰にも譲らなかったということで有名な絵画です。
日本には、このときが初上陸でした。

同じ作者の最高傑作といわれる
真珠の耳飾りの少女」(別名:「青いターバンの少女」
「北のモナリザ」の異名を取ります)を
ご存じの方は分かると思うのですが、
この「画家のアトリエ」は、ぱっと見て、
それほど華がある感じの絵ではありません。

けれど、この絵は、私が今一番好きな絵です。
好き・・というより自分自身の奥底をしっかりと捉えて放しません。
なぜこんなに揺さぶられるんだろう?
とても不思議で、絵の前に1時間近く佇んでしまったことを
よく覚えています。

そして、そのとき、なぜこの絵にこれほど心動かされるのか、
思い当たりました。


フェルメールが、この絵を生涯手元に置いたことも
私には、とてもよく分かる気がします。


この絵は・・・、
フェルメール自身の自画像だと私は思います。

もとより、手前に後姿で描かれた画家は
フェルメール自身を象徴するように見えるわけですが、
後姿のみの自画像なんて考えられない。

フェルメールはちゃんと自分の正面の姿を描き込んでいると思うんです。
モデルの女性に・・・。

なぜそう感じたかといえば・・・、
モデルの女性・・彼女はミューズ(芸術の女神)を
あらわしているそうですが・・
彼女のポーズや身なりと、画家のポーズや身なりが、
まるで対のように似ていること・・・

たとえば、画家が右手に持つ絵筆は、
ミューズが右手に持つラッパと対をなしていますし、

画家のかぶる帽子は、ミューズのかぶる月桂樹の冠
と対をなしてい(るように見え)ます。

またモデルの女性は座っているように見えませんか?
本当は立っているのですが、まるで座っているように見える。

このことからも、私は二人をなんとなく同一視してしまう。

それからはにかんだような慎ましやかな表情が、
まるでこっそりと画家の表情をこちらに見せているような・・・。

もちろん、専門家でそんなふうにおっしゃる方はいない(のかしら?)ので、
私の勝手な思い込みかもしれません。


解説本によれば、モデルの女性は、ミューズ(芸術の女神)
をあらわしていて、モデルの後ろにかかった地図と彼女が持つラッパは、
フェルメールの画家としての名声が地図に描かれたヨーロッパに響き渡ることを
そして、女性がしっかりと抱えている本は、
フェルメールの名が画家として歴史に残る(本に書かれる)ことを
あらわしているのだそうです。


いずれにせよ、この絵は、フェルメール自身の内面を、
普段他人に見せることのない、厚いカーテンに覆われた密やかな内面を
私たちに見せてくれています。

普段は見せることがなくとも、自分への確かな自信であったり、
自分の力を信頼しようとする・・・自分を抱きしめるような・・・
そんな画家の思いが感じられて、まるでそれが自分自身に乗り移るような・・

この絵を思い浮かべると、私はとても勇気づけられます。

本物はもっとずっと凄くて・・・また、本物を見てみたい。

カーテンはもっと落ち着いた感じです。
本の黄色の明るさの美しさとか、
ミューズの来ている衣服の青の落ち着きと光沢と・・
それから画家のタイツの、渋いけれど静かに燃え立つようなオレンジとか・・・。

フェルメールの場合、見る方によっては青の独特な色使いに魅せられると
思いますが、私の場合は本の黄色の明るさや神々しさにとても惹かれました。

フェルメールは、この本の表紙に表れたような神々しい輝きが、
そして、力が、本当は自分にはあるのだ
そう、密やかに自分自身を信頼していたのではないかしら・・・。
そんなふうにさえ思います。

自分の奥底にこんなミューズが佇んでいてくれたら
素敵だなあ・・。

まるでどこにでもいるような普通の女性に見えるんですが、
けれど、彼女は、本当は女神なんですね。

ごく普通の女性が「女神」だなんて、
とても素敵じゃないですか。


きっとこれから数年(数十年?)、
この絵から何度も力をもらえるのではないか?
そんな予感がします。





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最終更新日  2006年07月20日 11時49分44秒
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