|
カテゴリ:オーラの泉
ご結婚も、杉村先生との出会いも、生みのお母さまのお引き合わせとのこと。
江「実は、全部、人生をコーディネイトされてるんです。 お父さまの影響で杉村先生のことを知ったとおっしゃるけれども、それもお母さん。 杉村先生の方に向けたのも、ご主人を向けたのも、全部お母さん。 自分が果たせなかったこととか、欲しかったことを全部そうやって与えて。 だってまったく同じ気性だから」 泉「もっといいのを寄こしてくれればよかったのに☆」 美「また憎まれ口をきいて☆」 杉村春子さんはこの日いらして、太地喜和子さんへのわだかまりが解けたことを 泉さんにお伝えしているそう。 太地さんは杉村さんの後継者と目されていましたが、不慮の事故で杉村さんより早くに逝去。 太地さんもそばにお出でのようです。 美「喜和子、覚えているでしょ。私にお説教されたことを。酒豪番付に載ったって あんなものは恥であっても、自慢にはならないんだよ。杉村さんの教えもそうだし 櫛、笄(こうがい 江戸時代の女性用髪飾りのひとつ。髷などに挿す。金・銀・べっ甲・水晶・ メノウ)などで作る。)からいろんなもののお勉強をして、どういう材料で どういう時代のものは、どういう挿し物(さしもの 髪に挿して飾るもの。櫛、かんざし、笄など) を挿してたか、全部お勉強しなさいって、私は違うTV局で延々と話したことがあるの。 うちがクラブをやってるときも来たのよ」 江「ピン子さんの話なのに、どうして太地さんが出てくるのか私もちょっとわからなかったんです。 美輪さんがおっしゃったことでようやくわかりましたけれども、ご自身がそういったことをちゃんと 受け入れなかったことと、杉村さんの中でも太地さんに対する澱(おり) わだかまりがあって、ご自身が亡くなって真っ先に会わなくてはいけないのは太地さんだと」 泉「可愛がっていましたからね」 美「文学座の跡を継ぐのは喜和子だって思っていらしたから」 江「お二人が亡くなって、もっと女優として骨が太くなりましたでしょう?」 美「臍が決まったでしょう?」 泉「はい…。頼る人がいないから…」 美「それだけじゃなくて、『杉村さんやいろんな方がいなくなった跡は じゃあ私が受け継いでやろう』という風に、臍が決まったでしょう?」 泉「受け継いでなんて、大それたそんな…」 江「あちらがそう思っているんです。女優さんとして『頼むよ』っていう応援歌があるんですよ。 杉村さんは、泉さんにお芝居、舞台をもっとやらせたいんですよね」 泉「先生は舞台が好きでしたからね」 ピン子さんの前世は、シャンソン歌手で、フランスにいらしたそう。 江「お店や歌う場所などで、いろいろな苦労を重ねながら 自分自身で歌い続けていった人生なんです」 泉「私、キャバレー時代も長かったんですけど、現世も。いろんな場所、日本全国」 美「それは前世でやったことの続きなの」 和のイメージに反して、ご自宅も欧風、アールヌーボーでまとめていらっしゃるようですが シャンソンを歌っていらしたのがその時代。 「どちらかというと、こういう椅子ですか」と泉さんは座っている椅子のカーブを示されます。 美「そうそう、アールヌーボー様式よね」 泉「みんな家に来て『長火鉢とか置いてあるの?』って。和室があって、そういうの、大嫌いです☆ 全然イメージが違うって言われます」 美「だってあなたが初めてよ。ゲストでいらして、この椅子を見て 『あ、アールヌーボー』と言ったのは。椅子の製作の形、様式が アールヌーボーとかアールデコとか、ルイ16世様式とか、いろいろあるのよ。 それをピン子さんが初めておっしゃったの」 泉「私、美輪さんの舞台を観に行って好きなのは、本物が置いてあるから好きなんですよ」 美「同じ病気なのね☆」 泉「インテリアデザイナーになりたいなと思うくらい好き、眼が肥えているんです☆」 美「前世がフランス人なら。フランス人はみんなそうですから」 泉「そのままフランスに生まれていたら、どうなっていたんだろうね…」 美「そうはいかない☆」 泉「だって旅回りみたいなシャンソン歌手で、また日本に生まれてキャバレー回り。 行っていないのは、佐渡島と奄美大島だけ。全国に行ったんです」 美「それが全部、栄養になったわけじゃありませんか」 泉「そうなんです」 ご主人は、前世でもご縁の深い方。 江「いまのご主人、そのときにずーっと支えてくれた人ですよ」 泉「前も一緒だったんですか?」 江「一緒じゃなくて、パトロンというか、今で言うスポンサー。 そんなに一杯の力があったわけじゃないんだけど、その人は自分の持っているものを 全部投げ出してやってくれた人なんですよ。たくさん持っている中の余力でやったんじゃなくて 本当に徹底した。だから、尽くさなくちゃいけないんですよ」 泉「ガン研時代はお給料が安いから尽くしましたよ。 週刊誌には『玉の輿に乗った』と書かれたけれど、私、『逆玉』じゃないかと思いましたよ。 黙っていましたけれど、ありとあらゆることを書かれて…」 江「大変ですよね、お医者さま。でも、それを言ってはいけないんです。恩返しだから」 泉「今、思いました。恩返しなんだ…。そうなんですか、縁ってそういうものなんですか」 美「そうですよ。だけど今回は、杉村さんも期待していらっしゃるけれども 日本的なものを磨いて磨いて、第一人者になれるように。もうそういう座にいらしているんだから。 今度は和の動きのひとつひとつを、日本舞踊を見ているみたいに いい形にしてゆくことを心がけること。杉村さんが吉村雄輝(1923-1998 地唄舞の 吉村流四代目家元 人間国宝)さんの薫陶を受けて、ひとつひとつの動きとか着こなしとか 全部、絵になるように心がけて練り上げていったらしいのね。 それをあなたに、これから期待していらっしゃるの」 ピン子さんのオーラの色は、TVで拝見するイメージは赤(情熱)だったようですが いまは紫(情愛)が強いとのこと。 江「杉村さんからは『今後の流れのために、この三年があったのよ』と。 『自分はどういう風にして磨くべきなのか、ということを考えた葛藤の三年間 並々ならぬ苦労があった。でもそうやって切り替えてゆく肥やしなのよ』って」 泉「一生懸命やっちゃうタイプだから、舞台が苦手な方なんです。お話はいただくんですけれど どうしても。スポンサーがついていますから、TVが只ということはないですよ。 でも、お金をいただいて舞台をやるということは、もっと頑張らなくてはいけないという 自分に物凄いプレッシャーになって、命を賭けてしまうくらい、のめり込んでしまうんですよ」 美「愉しめばいいんですよ」 泉「美輪さんはチケット完売だからいいけれど、お客さんが入らなかったらどうしようと 考えるじゃないですか」 美「大丈夫、大丈夫。結局ね、芝居というのはね、実績ですよ、信用。そのときそのときで 自分も愉しんで、お客さんも愉しんで、とやると、一緒に楽しめるじゃないですか。 同じ人生の短い時間を共有できるわけだし、それは楽しいですよ。 手抜きをしないで丁寧に丁寧に、ひとつひとつ創り上げたら、信用が積み重なってゆくから。 そうすると、あなたが一頃心配していらしたみたいに 『いつまた下に、どん底に落ちるんじゃないか、落ちるんじゃないか』 強迫観念みたいなものがおありになったみたいだけれど、それがなくなりますよ。 ここのところ、がばいばあちゃんにしても、拝見していてもいい仕事をなさっているでしょう? いろんなタイプの違ったものを。そうやってチャレンジして、チャレンジして、愉しんでやると お客さまも愉しんで下さるの」 江「それとやはり『求められることに、応えなくちゃ駄目だ』という風におっしゃってるんですよ 杉村さん」 泉「はい、わかりました」 お声が続かないことも、舞台が苦手と思っていらっしゃる原因のよう。 江「『あんた、怖がりだからよ。だから声がおかしくなるの』って」 泉「本当に怖がりなんです。明日大丈夫かなとか、幕が開く前から心配になっちゃうんですよ」 美「精神的なもので、声は出なくなりますよ。それでみなさん、体をおかしくするの。 あなたは江戸っ子だから、誤解されてて、いろいろと虐められてて 『意地の悪い奴だ』と言われているけれども、あなた自身がすごく傷つきやすくて、攻撃に弱くて。 だから逆に『窮鼠却って猫を噛む』、やられる前にやっちゃおうというところがあるから 自己防御本能が働いて、それだけ弱いんですよ。そうすると、声も胃もやられるし。 杉村先生だって、新作物の初日はそう。みんな初日はそうなりますよ。 でも、それも楽しみのうちじゃありませんか」 泉「そうですね・・・」 ずっとお仕事を続けるために大切なことは、腰の痛みに気をつけて、冷えを克服すること。 泉さんはこのときも、痛みを抱えていらしたようです。 江「長年、寒いなかでも自分の身を犠牲にして、ずーっとやってこられた結果なんですよ。 とにかく腰を治療するのと共に、冷えの克服です」 泉「役で、雪の川の中でも六時間ぐらい入っちゃったり。吹き替えの人はいるんですけど 役者として絶対に嫌だ、人にやらせまいとしたこととか 真冬に海の中に入ってゆくシーンでも『やります』って。何ででしょう?」 美「女優根性ですよ」 江「ヴァイオリンとかでも、無理をしても、ちゃんと後でメンテナンスしてますよ」 美「運動してらっしゃるの?なさった方がいい」 泉「歩くだけでもいいんですか?」 美「歩くのが一番いいわ」 国「体の方を早めに治して、メッセージもかなりいただいたと思いますので」 美「今日はお客さんが、大賑わいでしたね☆」 泉「でも、すごく嬉しい人ばかりでした」 【スピリチュアルメッセージ】 様々な葛藤を経て、和解した家族の愛。偉大なる先輩の期待に女優として応えてゆく未来が。 ただし、腰だけは大切に。 【オーラの言葉】 蓮の花の値打ちは泥の中で育っても美しい花を咲かせること。 悩みや苦しみは、自分を鍛えるチャンス。 読んでいただいてありがとうございました。 次回のゲストは、向井亜紀さんです。 *** フリーページにこれまでの「オーラの泉の日記」リンクを作りました。よろしかったらどうぞ。 ☆ パソコンが5日ぶりに復活しました。ご訪問いただいていた皆様、ありがとうございました。☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 1, 2007 11:20:24 PM
[オーラの泉] カテゴリの最新記事
|