楽しい一年でした。
2016年も残すところわずかになりました。今年も楽しい思い出に包まれて笑顔で終われることをうれしく思います。歳とともに頼りがいが出てきた夫、遠くにいてもいつも優しい娘たち、その娘たちの笑顔を守ってくれる頼もしい婿さんたち、成長著しく見ているだけで元気をもらえるかわいい孫たち・・・、そして、いつも前向きで明るく楽しい仲間たち、とくに花旅、E花旅の友人たち・・・。そのほか今年も大勢の人に助けられ、元気をもらい、何の心配もなく楽しく過ごすことができました。来年も変わらずよろしくお願い申し上げます。「栃木の花旅」というタイトルのブログですが、最近は栃木県を飛び出すことが多くなりました。最初は栃木の山に登り、山に咲く植物を中心に書いてきたつもりでしたが、歳とともに登れる山が少なくなり、おととし足底筋膜炎に罹患してから左足の不具合がなかなか治らず、そのうち背中や腰を痛めたりあげくは帯状疱疹に罹ったり、とどめは先月花旅途中の駐車場で転倒し、右ひざの打撲をしたり・・・。そんなこともあり山登りが無くなったら、歩いていた分の時間でかなり遠くまで出かけることができるようになったのです。おかげで群馬県、茨城県、福島県はもちろんのこと、埼玉県、長野県、宮城県、新潟県など、今まで全く知らなかった場所へ出かけて、美しい景色やおいしい食べ物を楽しむことができるようになりました。けがの功名と言っていいかもしれません。「ダムカード」の存在を知ってのダムめぐりを始めたのも新しい世界を広げるきっかけになりました。ものは考えようで、いつでも新しいものを見つけて感動できるということなのですね。今年最後の写真は、花旅の原点でもあり、いつもお世話になっている大好きな「奥日光」。12月最後の花旅は金精道路が冬季閉鎖になる寸前の奥日光だったのです。中禅寺ダムから見上げる男体山は青空の下にくっきりと美しく、まさに奥日光の入り口にふさわしい顔でした。 こんなところにダムがあることを最近まで全く知らなかったということが今は信じられません。以前は、この上の橋を鳥居のある交差点まで前だけを向いて走っていたのですから・・・。 さらに車を進め、中禅寺湖畔を過ぎて光徳牧場の入り口を過ぎたあたりから山裾にうっすらと雲がかかりはじめ、いかにも真冬の空に変わってきました。そして、車を停めた湯の湖畔では、湖の水がガチガチに凍り付いて、冷たい風がピューピューと吹きぬけて、あまりの寒さに長い間外にいることはできませんでした。 気を取り直して、思い切って金精トンネルを抜けてみると、群馬側に出た途端に想像以上の雪景色の中に飛び出しました。まさに「トンネルを抜けるとそこは雪国」だったのです。 もちろん菅沼も凍り付き、その上に雪が積もって真っ白でした。 ところが思い切って外に出てみたところ、風がなかったせいでしょう、思いのほか寒さを感ずることはなく、普段見ることもできない景色の中を子供に帰ったような気持ちで楽しんできました。 さあ、新しい 2017年 がどんな美しい景色を見せてくれるか楽しみです。どうぞ、皆様、よいお年をお迎えください。