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泉州特産の水なすは、実に水分をたっぷりと含んだ茄子です。枝になっている ものをちぎって、そのままかぶりついても美味しいと言われますが、浅漬けに すると適度な塩分が加わって、さらに美味しくなります。繊細な野菜のため、 遠距離の輸送で傷むことが多く、もっぱら地元で消費されてきましたが、近年 は居酒屋のメニューでも浅漬けを見かけることがあります。ちょうど売り場に 出ていましたので、一度浅漬けを作ってみようと思い、買い求めてきました。 水なすはちょうど卵を2まわりほど大きくしたような形で、実に含まれる水分 のため、重さもどでかい鶏卵のようにずっしりと重いです。がくを外し、可食 部分がなるべく残るようにへたを包丁で削ります。それから水で優しく洗い、 水気を切って重さを測りましょう。仮に1個160gとしますが、複数個を同時に 調理する場合も、塩分濃度を3%にするのは同じですので、重さに応じて食塩 の量を変えてください。なすを漬ける水は100cc前後もあればいいでしょう。 さて、なす160gの場合、水を90ccにしてみます。全部で250gですから、そ の3%は7.5g。塩を7.5g加えると、全体は257.5gになり、厳密には3%には なりませんが、それは誤差の範囲とします。計量カップで水90ccを計り、塩 を溶かしたら、水漏れしないビニール袋に、なすの皮を何か所か包丁で傷つけ て入れ、食塩水を注いだら、空気を抜くようにして口を縛り、冷蔵庫で1昼夜 置きます。翌日、なすは洗わずに、縦に6~8つに裂いていただきます。なす の実は、空気に触れると酸化しますので、食べる分だけ食卓に並べましょう。
めったにないことですが、庭のプランターで作物を育てています。サラダ菜と ラディッシュの種をまき、サラダ菜はときどき間引いて食べていました。今回 は1か月足らずで、直径2~3cmのラディッシュを収穫しました(写真↓)。 五色のラディッシュだそうで、今回穫れたのは紫、赤、ピンクの球です。葉は 虫の這い跡がいっぱいあって、小さな虫もいそうなので食べませんでしたが、 球をいただくことにしました。甘酢に漬けて、きゅうりもみと合わせました。 ラディッシュは葉と細い根を取り、横に薄切りにして、砂糖を溶かした少量の 酢に漬けます。きゅうりは板ずりをしてから薄い小口切りにし、まな板の上で 少し塩を振って両手のひらでよく押し、最後に余分な塩分を出すために、ひと 握りできる分ずつ握ってよく水気を絞り、ボウルに取ります。乾燥わかめ少々 を少しのお湯で戻し、全体が冷めてからボウルに合わせます。そこへ酢醤油を 少なめに加えてさっくりと混ぜ、冷蔵庫で半時間ほど、なじませておきます。 食べるときに、きゅうりもみを小鉢に分け、上に甘酢漬けのラディッシュ数枚 を飾りました。ラディッシュは皮があざやかな赤紫色になり、白い実とのコン トラストがきれいです。長女はなぜか酢だこに見立てたようで「ラディッシュ はたこの代わり?」と言いました。薄切りのラディッシュは味があまりなく、 また酢に漬けて色が変化したため、球の色の違いもよく分からなくなりました が、庭で穫れたものをいただいた、という思いで、美味しくいただけました。 ![]()
甘みの強い新キャベツをたっぷり使ったクリーム・スパゲティーです。材料は 4人前で新キャベツ半玉のほか、にんじん1本、じゃがいも1個、きのこ(し めじ、エリンギなど)適量に加えて、刺し身用サーモンを用意します。ただし きょうは魚売り場の都合で、刺し身用のかつおになりました(^_^;)。いずれに せよ魚は、食べる30分から1時間前にごく薄い造りにして平たい皿に並べ、塩 (とあればタイムかセージの粉)を振って、ラップをして冷蔵庫に入れます。 市販のルーを使って人数分のクリームシチューを作ります。ただし、水は箱の 表示の8割とします。薄切りのにんじん、小さなサイコロ切りのじゃがいも、 しめじ(捌いたもの)やエリンギ(薄切り)を水から煮て、火が通ればざく切 りにした新キャベツを加え、ひと煮立ちさせていったん火を止めます。キャベ ツの芯も薄切りにして使いましょう。80度ぐらいになればルーを溶かし込み、 弱火でもう一度沸騰させたら火を切って、粗びき黒こしょうで味を調えます。 スパゲティーは袋の表示どおりか、お好みにより1分短く茹で、水気を切って 皿に盛ったら、その上に塩で軽く締めた魚の薄造りを並べて、全体にクリーム ソースと具をかけます。お好みで粉チーズやバジリコなどを振っていただきま す。スパゲティーを茹でるときの塩分、魚を締めた塩分、濃いめに作ったルー で、塩加減は充分だと思います。新キャベツの甘みを楽しみましょう。キャベ ツはさっと火を通すだけで、くれぐれも加熱しすぎないようご注意ください。
なんとなく昔の知識で「卵1個は50g」と思い込んできましたが、標準のM玉 は、実は約60gなのだそうです。それを踏まえて、以下書きます。通常の卵の 巻き焼きより、水分(だし分)を多く含ませて焼いただし巻きは、居酒屋でも 注文する人が多いですが、卵が“物価の優等生”であることを考えれば、原価 はたいしたことありません。もっとも、技術料への対価であると思えばいいの でしょう(^_^;)。家で作るにしても、そんなに難しくないと思うのですが…。 四角い卵焼き器を用意します。卵2個を使うとして、黄身のまわりのしっかり した白身をよく溶きほぐしてから、全体を溶いて、そこへだし(または、水+ だしの素適量)60ccと醤油小さじ1程度を加え、よく混ぜます。塩分がもう 少しほしい場合は、塩か昆布茶で調節してください。醤油はうすくちや白醤油 を使うと仕上がりがより黄色っぽくなります。だし巻きは「卵+だし+油」と 心得て、サラダ油をよく含ませた油引きも用意します。火は強めの中火です。 卵焼き器から少し煙が立ったら、油をこころもち多めに引き、卵液を薄く行き わたるように流します。このとき、鉄板の特定の場所の温度が下がらないよう に、回し入れるとなお良いです。表面が固まっていなくてもいいので、端から 巻いて、片方に寄せます。また油を(こころもち多めに)引き、また薄く卵液 を流して…を、強めの中火を保ったまま繰り返します。卵液を使いきるまで焼 いたら、表面が焦げないうちに皿に取って、熱々をいただきましょう。薄焼き を繰り返せば、中まで焼けています。冷めるとだしがにじみ出てしまいます。
さて、土曜と日曜と、2日がかりで仕上げた「たらわた」を、月曜日に「朝倉 のお母さん」に持って行きました。もともと今回のたらわたは、「料理好きな はなだんなやったら、作れると思うから、いっぺん作ってごらん」と言われ、 博多料理のお店をしているママの「お母さん」から、干した硬いのをいただい たものでした。しばらく忙しくて、台所に置いたままでしたが、ようやく調理 したので、作った証拠にと、小さな容器に入れて、お店に持って行きました。 まず「あ、にんじん入れたん?」とママもお母さんも大笑い。ごぼうや昆布を 入れることが多いとネットで見ましたが、そこのおうちでは何も入れずに、た らわただけで煮くそうです。さらに、みんなに食べさせると言って、奥へ持っ て行き、わずかばかりのたらわたを、お店の料理人さんらに食べてもらったと 言います。素人の料理をプロに食べさせるなんて、と冷や汗が出ました。お母 さんの感想は「醤油が控えめやね。うちのはもっと辛いよ」。お母さんに言わ れたとおり、黄金糖を使ったことを言うと、満足そうな顔をされていました。 醤油以外はおとがめ?無しで、やれやれ良かったと思っていると「今度はこれ で『がめ煮』を煮いてごらん」と言って、ママが瓶に入った九州の醤油をくれ ました。みそや醤油は地方によって味が異なり、四国や九州は関西に比べても 甘みのあるものが多いようです。まだ使っていませんが、ふだんの醤油と同じ ように使うと、コクが出そうな気がします。さいわい近所にも売っていた「焼 きあごだしの素」も家にはあります。少し醤油濃いめで作ってみましょうか。 |一覧|
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