カテゴリ:こだわりの食材
食用の菜の花は、学校で栽培したアブラナより、もっと葉がちりちりしていて
軟らかい品種だそうですが、たいていはつぼみができた状態のものを、葉も茎 も一緒に食べます。あくが少ないので、さっと湯がいてお浸しとかマヨネーズ あえとかで食べてもいいのですが、さらにあっさりした食べ方は、塩で漬ける 一夜漬けでしょう。友人に以前、京都の土産としてもらって食べてから、春を 感じる食材に菜の花が加わりました。少しほろ苦さを感じるのがいいですね。 塩漬けの基本は「塩分3%」。全体が100gで塩3g、200gで塩6g……という 感じです。肝心なのは「全体」で、菜の花漬けの場合は、洗った菜の花の水分 ごと量ってたとえば170gなら、だいたい200g(うち塩6gが必要)と見なし、 その170gに塩6gを振りかけて、さらに水24ccを加えれば、ちょうど200g になりますね (^_^)。ま、そこまで厳密でなくてもいいですが、それにちょっ と重しをかけて、ひと晩冷蔵庫に置いておけば、一夜漬けのできあがりです。 漬物よりもサラダ感覚かもしれませんが、箸休めに春の味覚をいただきましょ う。すべての塩漬けに共通しますが、塩の一部を昆布茶で代用することができ ます。また、風味付けに醤油をほんの数滴たらすのもいいでしょう。季節感が なくなったと言われて久しいですが、菜の花はまだ季節感を感じられる食材か もしれません。尤も、スーパーには「なばな」という葉物野菜もあり、こちら は春以外でも見かけることがあります。ま、美味しければいいですが(^_^;)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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