カテゴリ:各地のうまいもん
松山土産に「さつま」を買って帰りました。正確に言えば「伊予さつまの素」
ですが、愛媛特有の甘めの麦味噌に、鯛、砂糖、ごま、昆布各少量を混ぜたも のです。1人前40gを60ccのお湯か水で溶き、刻んだねぎ、みかんの皮 のみじん切り、ごま、こんにゃく、きゅうり、油で炒めたごぼうなどのお好み の薬味を入れて、温かいごはんか麦めしにかけて食べる、というものです。鯛 や他の具が入るというものの、つまりは味噌汁かけごはん、ということですね。 実際には夕食時に2袋80gを120ccのお湯で溶き、刻みねぎ、きんかん の皮を刻んだもの、黒ごまを混ぜて、4人分としていただきました。申し訳程 度に魚の身が入っていましたが、わずか1個分ながら、きんかんの味がとても 効いていました。4人で分けたため、汁かけごはんにはならず、「緩めた味噌 を乗せたごはん」になりましたが、わたしはそのほうが良かったですね(^_^;)。 これなら鯵か何かを焼いてほぐし、追加トッピングしてもよかったと思います。 「さつま汁」は、鶏肉やにんじんなどが入るいわゆる薩摩汁と、このぶっかけ 飯の伊予さつまの2種類あるようです。伊予のさつまは、冷たいままかければ 宮崎の冷や汁のようなものだと書いてあるものもあります。九州から愛媛に伝 わったので「さつま」。夫が妻を佐(たす)ける料理という「佐妻」は、いか にも後付けのように思います。そういえば愛媛のもう一つの鯛めし、鯛の刺身 をごはんに乗せて食べるものは、炊き込みの鯛めしに対して日向飯(ひゅうが めし)とも呼ばれます。どうも、よその地名を付けるのがお好きなようで……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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