カテゴリ:ちょっと工夫でこの美味さ
西京漬けといって、白味噌と酒を練り合わせたものに、さわらなどの魚を漬け
込んだものは、上品な味わいのする味噌漬けですが、食べたいと思っても魚が 漬かるまでに数日かかってしまいます。その点、今回はそれよりも塩分の多い 赤味噌で漬けますので、せいぜいひと晩、身が薄ければ数時間で味がしみ込み ます。昼に仕込んでおいて、晩に焼いていただく、ということが、可能です。 鮭の切り身を人数分用意します。使う味噌は、人数分の味噌汁を作れる量の赤 味噌です。この赤味噌を、魚を漬ける容器(密閉容器や深皿など)に取り、み りんを加えながら緩くしていきます。へらで塗れるぐらいになったら、切り身 の両面や皮などにまんべんなく塗り付け、数時間からひと晩、寝かせます。味 噌の量が充分あれば、身の上にラップを密着させたりする必要はありません。 鮭ですし、短時間で漬けますので、そんなに水分が出て緩んだりはしません。 焼く段になると、味噌を丁寧にぬぐい落としますが、洗ってはいけません。で きればオーブントースターの中段に、周囲を折って舟状にしたアルミ箔を敷い て、返さずに8~10分焼くといいでしょう。グリルなどなら弱火で、味噌が 焦げないように注意しながら両面を焼きます。塩焼きと違い、身がぷりぷりし た味噌漬けが味わえます。なお、ぬぐい落とした味噌は、大根やにんじん、ね ぎなどを入れた味噌汁に転用します。鮭の風味が移り、石狩鍋の雰囲気です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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