カテゴリ:こだわりの食材
なんだか、わたしの中では懐かしい響きさえします。もう今や、ウイスキーや
ブランデーなどをひっくるめた「洋酒」という言葉を、あまり聞かなくなりま した。でも、わたしの思い出にあるのは、小学生のころ、こづかいを握りしめ て駄菓子屋でいろいろ迷って買ったものの中で、洋酒びんの形をした、ほんの ふた口程度のチョコレートの中に、液状の酒?が詰めてあり、ウイスキーなら 赤とかいうように、酒の種類によって違う色の銀紙で包んであったものです。 メーカーは忘れましたが、洋酒チョコレートにはブランデーとかラムとか種類 がいくつかあり、たしかにいくつか食べ比べると多少は違うかな、という程度 の当時の味覚でした。学校の社会見学で行ったビール工場で酔ってしまったこ とがありますが、洋酒チョコレートで酔わなかったことからして、酒への耐性 があったものと思われます(^_^;)。当時は「大人の味」というわくわくした気 分で食べていましたが、今ならどうでしょう。別々に味わいたい、などとぜい たくなことを思うでしょうか。最近は身近にないので、よく分かりませんが。 砂糖菓子の中に洋酒を詰めたウイスキーボンボンというのがあり、洋酒チョコ レートはこれの発展形かもしれません。今では洋酒に限らず、日本酒や焼酎を 使ったボンボンもあるそうです。もともと、チョコレートはウイスキーなどに 相性の良いアテですから、洋酒チョコレートが作り出されたのは、必然と言え るかもしれません。14日はセント・バレンタイン・デー。トリュフや生チョコ レートが全盛の昨今ですが、つい当時30円程度だったお菓子を思い出しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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