カテゴリ:各地のうまいもん
福岡の太宰府天満宮の名物です。駅から続く参道の土産物店・専門店や、境内
の茶屋で、焼きたてを食べることができますが、土産として持ち帰って食べる こともできます。現在1つ105円の統一価格です。回転焼き(太鼓まんじゅう) より少し小ぶりの薄い円盤形で、中の小豆餡をもち米粉を溶いて焼いたような 生地で挟んだ焼き菓子です。表面の真ん中に、天神さんゆかりの梅鉢形をした くぼみが付けてあるのが特徴です。鯛焼きと同じく、型に挟んで焼いています。 小麦粉ではなくもち粉を使い、きつね色に香ばしく焼ける前に焼き上げるので 仕上がりは白っぽく、もちもちとして、独特の食感です。焼き餅でも回転焼き でもなく、あえて言うなら、湿らせたモナカを熱くしたような感じです。餡コ は、あまり大量に入っていないからかもしれませんが、甘すぎることもなく、 素朴なお菓子と言えるでしょう。わたしは参道で、焼きたてを食べたことしか ありませんが、冷めてもオーブントースターで温めれば、風味が戻るでしょう。 2月の初めに行ったとき、天満宮の境内、向かって右側の梅の木は、つぼみが 膨らみ始めたばかりでした。これが京都からはるばる飛んできたという、かの 有名な「飛梅」で、同名のさだまさしの歌にもちゃんと梅ケ枝餅は出てきます (彼女は1つ、ぼくは半分しか食べないのですが)。心字池(しんじいけ)に 架かる橋を渡ったりして、歌の風景や実際の雰囲気に浸りながら、参拝記念に いただく梅ケ枝餅は、やはりその地でないと味わえない名物だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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