カテゴリ:こだわりの食材
松茸!と言って珍重するのは香りが良いからでしょう。香り松茸・味しめじと
言います。今年のわたしの初松茸は、当ページからもリンクしている伊丹の串 かつ屋、きぃちゃんとこでよばれた松茸の串かつでした。そして今日、今季初 めての土瓶蒸しを大阪駅前の居酒屋でいただきました。3寸(9cm)ぐらい の土瓶に入った「松茸と鱧の土瓶蒸し 580円」。はも2切れと、小ぶりな松茸 の4つ割りが4切れ。そして紅葉麸と菊菜。すだちを絞っていただきました。 土瓶蒸しは、松茸そのものの歯ごたえもさることながら、松茸のエキスが溶け 込んだお汁を味わうものです。汁自体は、かつおと昆布のだしに、しょうゆと 酒で薄味をつけたもので、そこに、はもの脂分やコク、松茸の香りが合わさり ますから、とても美味に仕上がります。加えて今の季節の出合い物・すだちを キュッと絞って香りをつけますので、具は具でいただくとともに、土瓶のふた の上に添えられたおちょこで汁をいただくのは、まさに至福のひとときです。 口中調味と言う言葉があります。おかずとごはんを同時に口の中に入れて味わ うことや、おかずとお酒の場合にも使いますが、土瓶蒸しの汁はまさにそれで す。今日は(いつものごとく)芋焼酎のお湯割りとともにアテをいただきまし たが、特にこの土瓶蒸しの汁をひとくち口に含み、そしてお湯割りも同時に口 に入れて口腔内で混ぜて味わうと、さらにうまみが増すような気がしました。 まるで松茸の香りのお酒のような…。値段も手ごろで、たいそう満足でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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