カテゴリ:こだわりの食材
鱧は夏の魚とされますが、春にも出ていますし、いつでもそこそこ美味しいよ
うに思います。身に脂が多いので、うなぎと同じく夏でも日持ちする(生命力 が強い)というところから、夏の魚になったのでしょう。関西では「祭り鱧」 と言って、夏祭りのときに食べるとされます。農村は収穫を祝って秋祭りをし ますが、町なかでは体力が弱って疫病がはやる夏に、無病息災を祈って祭りを するため、その時期でも食べられる鱧が珍重されたのではないかと思います。 さて、以前も何回か書いていますが、鱧の身も美味しいのですが、皮がまた絶 品です。あぶって刻んだ皮をパックにしたものが売り場に出ていますから、そ れを買ってきます。きゅうりもみと合わせた鱧の皮のザクは、大阪人の「始末 の精神」が表れた一品でしょう。いつもこれだと家族に飽きられますが、わた しが好きなものだから、たまに作ります。鱧の皮に添付されている二杯酢また はぽん酢しょうゆ少々をさっと掛ければ、涼味を感じる夏の一品になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年12月21日 14時49分20秒
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