カテゴリ:各地のうまいもん
2017年の暮れですから、もう1か月前になりますが、家内と娘が有馬温泉へ泊
まりがけで行ってきました。そのときにお土産に買ってきてくれたのが、ひょ うたんしば漬けです。ひょうたんと言って思い起こされる人物といえば、太閤 ・豊臣秀吉。千成びょうたんを旗印にした秀吉は有馬の湯がお気に入りだった ということですから、ひょうたんが土産物になるのも納得がいきます。ほかに も粕漬け(奈良漬け)の物があるそうですが、今回のは赤いしば漬けでした。 ひょうたんと言えば、文字通り「苦い」思い出があります。娘が小学生の頃に 庭で育てたひょうたんの実を、食べられるだろうと思ってラタトゥイユの材料 に加えてわたしが調理しました。見た目はうまくできたのですが、最初に一口 食べた娘が「苦い!」と言って吐き出しました。わたしも食べてみましたが、 尋常な苦さではないと思い、家族に謝ってラタトゥイユを回収し、調理の際に ひょうたんより下にあった野菜はぜんぶ捨てて、残りの野菜だけ食べました。 ひょうたんの奈良漬けがあるので、食べられると思ったのですが、それは特殊 な食用のひょうたんなのだということは、あとで知りました。今から思えば、 大事に至らなかったのは幸いでした。そういう苦い経験をした娘が、お土産に 食用のひょうたんを買ってきてくれたということは、もう金輪際ひょうたんを 見るのもいやだ、ということではないのだなと思って、心のつかえが取れまし た。なお、赤いひょうたんしば漬けは、すこし酸っぱいふつうの漬物でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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