カテゴリ:各地のうまいもん
大阪・梅田の沖縄ショップで沖縄そばなど食材をたくさん買ったときに、実は
お菓子もいくつか買っていました。小麦粉の生地を六角形に抜いて油で揚げた もので、ひびが入って少しそっくり返った「亀せんべい」や「小亀」という、 素朴な揚げ菓子もあります。わたしが特に気に入っているのは、太い棒状に揚 げられた「いちゃがりがり」という、かりんとうのような揚げ菓子です。材料 は「小麦粉、するめ、植物油、食塩」だけですが、これが滅法、固いのです。 名前の由来は、いか入りのガリガリかじるお菓子、ということだそうですが、 材料のするめは、マッチ棒より細く切ったものが1本、芯に入っているだけで す。あとは、塩を少し混ぜた小麦粉を水で硬く練って、それを揚げただけ(… だと、ネットで紹介されていました)。甘い成分は入っていないのですが、固 さに負けずにかじって、口の中で何度もよく噛んでいると、揚げた小麦粉ので んぷん分なのか、油のせいなのか、次第に甘みを感じてくるから不思議です。 この素朴なお菓子は、お茶受けに食べてもいいのですが、酒のアテとしても楽 しめます。名前は「いちゃ」ですが、いかやするめの味を想像すると期待外れ で、ちょうど西洋でいうとビア・クラッカーやプレッツェルのように、食感を 楽しむお菓子なのだと思います。歯の悪い人には奨めにくいのが難点ですが、 いちゃがりがりにかじりついて、パキンと割れていくらかが口に入ったら、あ とはゆっくりでいいので、軟らかくなったら噛んで味わえばいいと思います。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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