カテゴリ:ちょっと工夫でこの美味さ
「さんまの塩焼き」なんて、おリョオリとしては何てことなく、買ってきたさ
んまに塩を振って魚焼きグリルで焼けばおしまい、というものです。このブロ グで取り上げるのは、季節の風物詩とか思い出とかいう要素があるときに限ら れます。今年は家族が家内との2人になり、今季は2回、1匹のさんまを2人 で分けて食べました。きょうは1人1匹にしましたが、比較のために前回、6 年前のブログを開いてみたところ、写真のさんまの大きさに愕然としました。 北陸でさわらが獲れたと驚いていたのは何年前でしょう。今や函館でいかが獲 れずにぶりが獲れ、東京湾口でサンゴが繁殖しています。さんまの餌になる動 物プランクトンは、熱い海の表層にはいないそうです。四季も「春夏夏冬」か と思いきや、今や「春・雨季・夏・真夏・夏・冬」の六季の様相です。風物詩 としてのさんまにこだわり続けても仕方がない気がします。今回のやせたさん まも1匹198円(税込み213円)です。データを示すほど愚痴につながります。 これからの若い人は、季節感に実感がないのは昭和も江戸も同じになるでしょ う。古い人間としては、秋には塩焼きにしたさんまに大根おろしとすだちを添 えて食べようかと思いますが、さんまが食卓に上らなくなるのが早いか、秋と いう季節がなくなるのが早いか。わたしが子供の頃は家にかんてき(七厘)が ありましたが、もうそういう細部にこだわっている場合ではありませんね。改 めて、すだちを頂いた近所のイタリア料理店のマスターに感謝しておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月06日 23時40分33秒
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