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Dr.半熟卵のつぶやき~女性医療の現場で働く産婦人科医の日記~

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February 22, 2006
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カテゴリ:日々思うこと

今日の言霊:
 外野の声に惑わされてはいけません。
 あなたの道は
 あなたにしか見えないのだから。


ちょっと見ない隙にランクダウンです~(;;)
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 以前から準備を進めていました、携帯サイトのPC版が
 やっとやっとオープンです♪
 とっても素敵なページに仕上がりましたので、
 ぜひ遊びにいらして下さいね。

 <セルフチェックコーナー> 
    下記項目に該当すると思う事がありますか?
    *生理の時は痛み止めが手放せない
    *生理痛で動けなくなった事がある
    *痛みに吐き気やめまいを伴う
    *常に下半身が冷えている
    *最近痛み止めが効きにくい
    *温めると痛みがましになる
 ⇒該当すると思う事が4個以上の人は月経困難症の可能性あり!
  そんなあなたは、・・・続きはこちらへ


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
         緊急告知!!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
あいのりの旅から帰ってきたばかりのヒデと友人のハオロンが
東京飯田橋で対談講演会をやります♪
 2月26日(日)午後6時~
詳しくはこちら→http://ifc.haolong.com/ifc13.html

東京飯田橋にある財団法人日中友好会館地下大ホールにて
ハオロン&ヒデ対談講演会+交流親睦会を開催します。

あいのりで、1年以上アフリカの旅を続けた今澤徹男さんを招いて、
アフリカで見たこと、聞いたこと、感じたことを
是非IFC国際交流会を通じてみんなと共有したく、
急遽開催を決定しました。

南アフリカ、ボツワナを旅したハオロンの経験も交えて
旅のこと、アフリカのこと、理解しあうことなどを中心に
お話を聞いてみたいと思っています。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



 夕べは、コールの多いお泊りでした。さすがに1時間ごとに起こされ続けると、昼間に睡魔に襲われますね。普段から比較的睡眠時間は短くても大丈夫な方なんですが、今日は1日中テンションが低めでした。
 今週は、1日おきに当直に入っているので、体調管理をしっかりしなければいけません。産婦人科は特に「3K」と言われますが、ホント、体力勝負の世界だと思います。

 福島の産婦人科医師が逮捕された事件を受けて、学会や関係者からは憤慨に満ちた声が次々に挙がってきています。学会のメーリングリストでは、署名運動を呼びかける声も聞こえてきているようです。
 もちろん、職場でも話題にのぼりました。誰もがこの産婦人科医師に同情すると同時に、さらに産婦人科医が働きにくくなるような政府の動きに、疑問を感じています。

 はたから見たら「また医療事故かよ。もっと厳しく取り締まってくれ」という印象を持たれるかも知れませんが、少なくとも「癒着胎盤で母体死亡」はミスや事故ではなく、不可抗力として起こりうることなんですね。もちろん、そこにいたるまでの一連の診療に不備が無かったのかどうかは分かりませんが、いきなり「逮捕」は酷いと思わずにはいられませんでした。
 この記事を読んだ産婦人科医は、誰もが「明日はわが身」と思わずにはいられません。だって、最善を尽くしても、年に数10件はお産による母体死亡が起きるわけですから。昔に比べて医療が発達し、きちんと病院でお産の管理をするようになったために、日本の母体死亡も新生児死亡も世界でトップクラスを誇るレベルまで減ってきてはいます。それでも「0」には出来ないんですね。

 産婦人科医師、特に産科も扱う医師がどんどん減り、深刻な産科医不足が進んでいる現状で、いわゆる「一人医長(産婦人科医師一人だけで全てを対応しているということ)」の病院はあちこちに存在します。特に、無医地域の多い地方の病院などは、致し方ない実情があるんですね。その医療レベルの差を何とかしろと言われても、現場で走り回っている医師は、ただ自分にできるベストの診療をするしかありません。
 今回の事件を受けて、地方の中小規模病院のどのくらいが、お産から手を引いてしまうのかは危惧されていることの1つですが、下手をすると「近所にお産できる病院が一軒もない」という地域がさらに増えてしまう可能性だってあります。

 こういったことですぐに訴えられてり逮捕されたりするのであれば、「危ないことからは手を引く」という流れが出来てしまうのは当然だと思います。産科医師がさらに減るのも、予想に難くありません。
 ちなみに、訴訟が多い診療科は「産婦人科・麻酔科・美容外科」。医師の数が減ってきているのは「産婦人科・小児科・放射線科」。仕事の負担が大きく、訴訟のリスクまで高いとなれば、本当にその仕事の内容に魅力を感じている極々少数の人以外、もっと楽に稼げる診療科を選んでも仕方ないと思いません?

 産婦人科医が減り、お産から撤退する病院が増えれば、「生む場所を選択する自由」が減ってきてしまうということです。近くにお産を扱っている病院がなければ、限られた病院まで、遠方から通ったりお産に行かなければならないんですね。
 そんな状況で、少子化に歯止めがかけられるわけがありません。産む側も、取り上げる側も、安心して無理なく「安全なお産」を求められるような仕組みを整えること、これは政府の仕事なんだと思います。私たちが睡眠時間を削っても、解決する問題ではありませんよね。

 私の地元でも、現行の研修医ローテート制度が導入されてから、ますます「産婦人科医不足」や「大学病院の医師不足」が深刻化しているそうです。研修医が、自分の研修先や就職先を自由に選べるようになったために、今まで「医局制度」に頼りきって確保していた人員が、一気に外の病院や県外に流れてしまったみたいですよ。
 さらに、研修で産婦人科や小児科を実際に回ってみて、その大変さを実感すると、ますます希望者が減ってしまったとのことでした。確かに、私も「女性の美と健康をサポートする」という大きな夢がなければ、こんなハードワークで身を削ることに意味は見出せなかったと思います。

 私たちが現場でいくら頑張っても、未来の産婦人科医療の担い手が育たなければ、どうにもなりません。ハードワークから離れようとする若い医師を「根性なし」と責めるのではなく、もっと一人一人の負担を軽く出来る方法を考えるのが「上」の人たちのお仕事なんじゃないかしら。
 そして、何でも訴えればいいという、医療者側と患者側の間に流れる「疑心暗鬼」な空気を何とかしなければいけないのだと思います。医者も人間、患者も人間・・・お互いの間で成り立つのは、やっぱり人と人のコミュニケーションが基本なんじゃないかしらね。


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Last updated  February 22, 2006 08:13:24 PM
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