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千の語らい

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2007年03月20日
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カテゴリ:ひとり言
 

障害児と言えど自らの人生その道は自ら決定させてその道を歩ませたい。

しかし、現実は本人が決定する事は殆んどなく、親である私がしてしまっている。

はたしてこの道が本人の本当に望む道であるのかも確認する事すら出来ない時もある。

本当にこれで満足しているのであろうか。

子供の行く末を思い選んでいるつもりが子供にとっては大いなる苦痛なのではないだろうか。

 

ある方が子供さんの事をお話下さった時に言われた事です。

 

 

私の後輩T君のお話です。

サイドビジネスとして始めたマルチ販売。

子供さんが小・中学生の頃、その障害と向き合おうとせず、周りの人もお手上げ状態。

高校は流石に地元から100kほど離れた養護学校に入学させて今日に至っております。

その間にお勤めは辞められ、今ではサイドビジネスを本業にして日々あちらこちらへと。

ある日、地元で商品の説明会を開催していた時、

古くからの友人A君がこう言ったそうです。

 

『この話はとても良く分かった。

確かに素晴らしい品物なのだろう。

これを飲用してゆけば健康になるかもしれない。

しかし、人間の身体の事、健康を守ろうという趣旨の話をしている最中に

タバコ喫煙は如何なものか。

君は障害を持った自分の子供の行く末を不安視してこのビジネスを始めたと言うが、

子供の行く末を考えるのなら、先ず他になすべき事がありはしないか。

君は我が子のスキルを高める事をしているのか。

ここ数年、このビジネスの為と言って、殆んどの夜をこうした会合で費やしている。

両親揃って夜家を空けるより、家族団らんを優先することの方が

子育てに適っているのではないか。

サイドビジネスでいくらお金を得ても、親亡き後の障害を持った人間に

金目当てに群がってくる悪人が出て来ないとも限らん。

金も必要。

しかし、障害者にとって、自立をさせるべく教育をする事の方が大切ではないか?』

 

この友人A君・・・も、私の後輩なのですが、後輩2人は住んでいる所がとても近く、

互いに其々の家族とその家庭状況を良く知っている間柄のようです。

『幼い頃からの友として、とても云い難いキツイ事をあえて言った。』

A君はそう私に言いました。

『しかし、私が言った事は間違っていないと思う。』

 

A君の言葉に思い当たる事がありました。

 

T君は以前親類が経営する会社に勤めていました。

子供さんは中学校の授業が終わると、父親であるT君の勤務先に行き、

T君の仕事が終わるまで事務所で待っていたそうです。

事務所とは言え、お客さんも多く見える所です。

社員さんたちは困り顔だったようです。

『お父さんの仕事はあと3~4時間しないと終わらないよ。

バスで先に帰っていた方が良いのじゃない?』

事務員さんがそう云うこともあったそうです。

それでも、子供さんは何も言わずに事務所で待ち続けたそうです。

社長は・・・T君のお父さんに頭が上がらない立場とかで、多くを言えなかったようです。

 

子供って・・・その場に慣れてくると、慣れから狎れに変わってゆくんですねぇ。

いえ・・・それは子供に限りませんね。

 

中学生にもなっていると言うのに、おやつを強請ったり、事務所内の器具を触ったり・・・。

見るに見かねて社長の身内の方が子供さんに注意をしたそうです。

すると、T君とT君の奥さんがその身内の方に文句を言ったそうです。

『心が狭い! そんなに文句を言われるような事をうちの子供はしていない!』

 

で、T君はそれ以降子供さんの学校が終わると仕事を抜け出して

家に連れて帰る様になったそうです。

 

T君の子供さん、そろそろ就職?の頃ではないか・・・と思われます。

 

障害者自立支援法が施行され、障害者の生活は良くなった・・・と言うお話は少なく、

問題山積されているこの頃です。

T君の子供さんの事どころでは・・・正直言って・・・ありません。

 

我が家の子供も・・・この1年で就職を決めなくてはなりません。

けれど、政府の発表とは異なり、景気の回復は見られず、

一般の雇用も儘ならないこの地域にあって、障害者の就職先など何処にも見当たりません。

学校の素晴らしい指導の下、我が子は著しい成長をしました。

『最低賃金の保証のある所での就業可能』と、

安易(パートやアルバイト)な就職を学校は許してくれません。

 

子供にとって何がより良い人生となるのか・・・。

そんな事は・・・障害を持っていない人間ならば、親が考える事ではありません。

親は人生の先輩としてアドバイスをしても、

その子供の歩む道の決定権は・・・子供にあるのですから、

人間として行ってはならない事、進んではならない道でない限り、

親は物申してはならないと思っています。

でも・・・ねぇ・・・。

障害児は・・・それでは済まされない。

ある程度は親が決定しなければなりません。

 

その、【ある程度】とは【どの程度】なのか・・・。

障害の度合いによっても、勿論異なります。

 

我が家は・・・【どこら辺】で親は見極めなくてはならないか・・・。

とても難しい問題なのです。

 

 

この1年・・・。

 

長くて短い1年になりそうです。

 






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最終更新日  2007年03月20日 15時01分32秒
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