私は洋書絵本を図書館でお借りしています。
でも、最寄の図書館にはほとんど置いていないのです。
インターネットで検索して最寄の図書館に届けてもらえるので、ありがたいです。
でも、手にとって選べないので気に入った作者の本を検索して予約したり、
季節なんかのキーワードを入れて検索したり。
表紙が見られないので時々「あれっ?」ってのもありますが、購入するわけじゃないですから気楽です。
以前に借りたこれやそれでEd Youngさんのイラストが気に入ったので検索してお借りしました。
★The Emperor and the Kite / Jane Yolen, Pictures by Ed Young
昔、中国に小さなお姫様がおりました。皇帝の4番目の姫でした。
皇帝には立派な4人の息子がいて、皇帝は光り輝く4つの太陽のようだと言っていました。
また、3人の娘は夜を照らす3つの月のようだと言っていました。
でも、小さなDjeow Seowは星屑のようで父の目にはとまりませんでした。
そんなある日、父、皇帝は悪者に塔に閉じ込められてしまいました。
皇子や皇女たちは安全なところへ逃げて嘆き悲しんでばかりいました。
ところが、ちいさなDjeow Seowだけは得意な凧を使って父皇帝に食べ物を届けて助けます。
ある日、僧が通りかかり言葉を残します。
その本当の意味を理解したDjeow Seowは父を助けるのです。
小さなお姫様が望んでいたのはお父さんの愛情だったのですね。
もとになった中国のお話があるようです。
中国の切り絵(一枚の紙を細かく切り抜いた)の手法と水彩を使った絵はとても繊細で、今まで読んだ本のEd Youngさんの挿絵ともまた違った味わいでした。
★Seven Blind Mice / Ed Young 『七ひきのねずみ』
七ひきのねずみが何だかわからないものを見つけます。
一匹ずつさわりに行きますが、それぞれ言うことが違います。
そして、さいごの一匹白いねずみが、隅々まで歩いてさわってみるのです。
それぞれのねずみは、もののある一部だけで判断しているのです。
この本も切り絵です。前の本とはまた違った味わい。
色鮮やかな7色のねずみが楽しいです。
〓教訓〓
Knowing in part may make a fine tale,
but wisdom comes from seeing the whole.