1981年冬の中国シルクロード(11)交河故城を歩く
交河故城は中国でただ一つ残る漢代からの都市遺跡であり、柳葉形の台地上に位置し周囲は約30メートルの断崖に囲まれ自然の要害をなしている。遺跡の全長は約1650メートル、幅は最大で約300メートル、総面積は約38万平方メートル。となっています。総面積約38万平米といってもピンと来ない数値ですが、東京23区内の公園と比較すると、広さ第8位の駒沢オリンピック公園が約41万平米、第9位の砧公園が39万平米などとなっていて、だいたいこのレベルの広さのようです。短い観光時間でまわりきることは不可能でした。1981年当時はまだ整備されておらず、入口は石版のみ、遺跡の中は、どこでも勝手に歩き回れる状態でしたが、ネットで最近の様子を閲覧すると、どうやら入口には観光施設が造られ、遺跡内部も道が整備されているように見えました。残念ながら、当時の写真は保存状態の悪いものが多くなっています。