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カテゴリ:ビジネス・起業
今週の「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)は、アートディレクターの佐藤可士和さん。
SMAPのアルバムやキリン極生など、多彩な仕事をこなしています。 元々は、広告代理店に勤めていたものの、なかなかいい仕事ができず、「かっこつけてるけどカッコ悪いよね」などと自分の仕事を酷評されたこともあったそうです。 そんな彼が世の中で認められるようになったのが、ホンダのステップワゴンのCM。 家族で楽しく出かける、そんな「楽しさ」をうまく表現し注目を浴びました。 ミニバンが家族にもたらす、生活の変化。 そこに、この商品の本質があると気がついたのです。 この仕事以降、「モノの本質」を探ることで、大ヒットを連発してるのだそうです。 例えば、キリン極生。 安いから仕方なく発泡酒というのではなく、 ビールではなくて、発泡酒がおいしいから飲んでもらいたい。 そういうコンセプトが重要。 昔は、TシャツにGパンというのは、「お金がない若者」の象徴的なスタイルでした。 それが今では、TシャツにGパンという姿が好きだから、カッコいいと感じるからわざわざ選んで着こなしている。 つまり、表面的な見え方ではなく、モノの持つ本質をアピールすることが重要で、それを思いっきり前面に出すことが一般消費者にインパクトを与えると考えているのだそうです。 このことは、グッドウィル・折口氏の「センターピン」を連想しました。 ビジネスではやはり、表層的な事象ではなく、本質的な意味・価値を考えなくては、相手(=一般消費者や顧客)に伝わらない、相手にしてもらえないのだなと改めて感じました。 それにしても、今回興味深かったことのひとつが、(どうでもいいのですが)この番組、思いっきりいろんなメーカーや特定商品の名前やロゴを連発しているのです。 昔のNHKだったらあまり考えられないですよね。 (プロジェクトXの時もそういうのがあったかもしれませんね。) 今回のアートディレクターという仕事は、クライアントがいろんなメーカーで、その仕事振りを紹介するという番組の性格上当たり前だとは思うのですが、「キリン」「ホンダ」「Docomo」など何度も出てきます。 いいCM効果です。 今回番組を見ていて とても共感したのが、 「24h楽しくなる努力をする」 ということ。 可士和さんは、スーパーポジティブシンキングだそうで、 「ちょっとしたことで人生は面白くなる」 と考えているそうです。 なるほど、僕もそう思います。 たまに、「いつも辛そうな顔をしている人」「不幸なオーラが漂ってくる人」がいますが、僕は、できることなら自分自身「笑顔が作れる努力」「楽しくなれる努力」をしたいし、そういう人たちにも、頑張ってそういう努力をしてもらいたいと思っています。 (人にはそれぞれ事情はあると思うのですが・・・。) 物事を前向きに考えること、困難なことにも立ち向かうことで、道は開けてくるのだと。 そういうことを、今後もしつらい時期が訪れたとしても、頭の隅に思い出して頑張れるよう・踏ん張れるようにしたいと思いました。 このブログは人気blogランキングに参加しています。 この記事を読まれて面白いと思っていただけた方、 どうかこちらもクリックしてください。m( )m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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