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bunakishike
折に触れて聞いた音楽の感想をだらだらと書いています。
音源は主に海外サイトからダウンロードしたハイレゾで、その他観たコンサートや映画などの感想を綴っています。
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ちょっと古くなりますが、SAPIOの7月11日号に青沼陽一郎氏の「食料植民地ニッポン」12回目としてコンビニの弁当が取り上げられています。この連載は日本の食の安全を考える上で興味深いことが書かれていて、とてもためになります。
筆者はコンビニの弁当の生産現場を見せてほしいと各社に問い合わせました。その結果から見えてきたことについてリポートしています。
■L社のコメント
当社の食材調達はサプライヤーに弊社需要を伝えて、取引サプライヤーより供給してもらう体制になっている。そのため、弊社は海外・国内の工場と直接の取引がないので、海外第一次加工工場を紹介することは困難です。
安全性については取引サプライヤーに弊社の規定した品質基準/安全基準を伝えて、基準に基づいて取引先の工場で加工された製品を提供してもらっている。
■F社の場合
海外の加工現場では他社の食品加工も行っているため、守秘義務に触れるおそれがあるため、現場を見せることが出来ない。
■A社の場合
当社では答えられないので、直接取引先に聞いてくれと言う。取引先を教えてくれと言ったら、加工メーカーは複数の企業の商品の加工をしているため、視察。取材の可否は当社では判断できないと言った。
■コンビニの本音
コンビニは国内に持ち込まれた食材を買い取って弁当に詰めるというのが基本姿勢。検疫を通過しているので安全性は満たしているという前提に立っている。だから海外でどんな加工が行われているかは知る必要がない。
加工工場側は日本のような買い叩いたり、メニューをすぐ変えるような所とは取引をしたくないというのが本音のようだ。
■添加物の多いコンビニ弁当
農民運動全国連合会食品分析センターの所長の話。
表示にない添加物が検出されることがある。海外で製造されている食品にはどうしても添加物が必要になる。ところが、弁当には原産地表示の義務付けがない。
■対応の違ったセブン・イレブン
セブン・イレブンでは国産品の使用にシフトしている。野菜の98%は国産。弁当に置いてもカロリーベースで80%~90%は国産使用である。
味は原料によって決まる。おいしい物を求めると、国産の素材を求めることに繋がる。価格も維持できている。
■他人に依存する安全性
建前かもしれませんが、各社の食に関する安全性が政府機関任せとははなはだ心許ないです。本当に消費者のことを考えているとは思えません。価格優先、安全は二の次という姿勢が見え隠れします。何かあったときにどうするつもりなんでしょうか。
それにしても、各社の対応というかいいわけには失笑を禁じ得ません。痛いところをつかれて、必至に隠そうとしているのが見え見えです。本当にこんなのでいいんでしょうか?
それに引き替えセブン・イレブンはよく考えていると思います。本来企業としてはこのようにあるべきなのが当たり前の筈ですが、他社はまだそこまで意識が高くないように思います。
最近企業の姿勢を問われる事件が相次いでいます。今回の場合は不正をしているわけではありませんが、このような姿勢が明るみに出ると、消費者の動向も変わってくると思います。
どうやら当分の間コンビニ弁当を買うならセブン・イレブンでということになりそうです。それから、弁当に関しては原産国の表示をするように法律を改正してほしいですね。
当地にも最近やっとセブン・イレブンが出来ましたので、早速実行しようと思います。その前に、買わないように心がけることは言うまでもないことですが。。。
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Last updated
2007年07月14日 13時04分22秒
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