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音楽雑記帳+ クラシック・ジャズ・吹奏楽

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bunakishike

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2021年04月15日
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カテゴリ:ジャズ


先日、ジャッキー・アンド・ロイのストーリービルのコンプリート盤を取り上げた。
そういえば、ロイクラールの妹がアイリーン・クラール(1932–1978)だったことを思い出して、彼女のアルバムをチェック。
qobuzでロスレスながら、何枚かライインナップされていたので、その中から2枚ダウンロードした。
そのうちの一枚で、日本盤のジャケットは記憶にある。
税込で1000円ほどで、ブックレットはないがCDよりは安価。
1976年のスイングジャーナル・ジャズ・ディスク大賞ヴォーカル部門の金賞を受賞していた。
定評のあるアルバムだが、管理人は初めて聴いた。
全てスローバラード。
地味な曲が多いが、どの曲も味があり、心に染み入る歌唱が楽しめる。
殆どドストレートな歌唱で余計なことはしない。
それなのに説得力が半端ない。
叙情豊かな語り口と美しいフレージング、カーメン・マクレイを思い起こさせる低めで鼻にかかる声が、聴き手に安心感を与えるのだろう。
名手アラン・ブロードベントも格調高く、詩的で余計なことをしないピアノで支えている。
どの曲もいいが、「When I Look In Your Eyes」や「A Time For Love」と「Small World」のメドレーが特に気に入った。
1970年代の録音なので、テープヒスが少し多いのは仕方がない。
ただ、オーバーレンジで時々歪むのは残念だ。
特に「Love Came On Stealthy Fingers」が歪みが多い。
2001年のリリースなので、昨年出た日本盤で、もしかしたら改善されているのかもしれない。
一緒にダウンロードした「​The Band &I ​」(1959)はバックがビッグバンドで金管が炸裂し猛烈にスイングしている。
それにつられたのか、彼女も明るくスインギーな歌で応えていて、彼女の別な側面が聴ける。
個人的には、この時代の細く透き通った声の方が好みだ。
20代後半の歌うことが楽しくて仕方がない様子が、何とも微笑ましい。
理屈抜きに楽しめる名盤。


Irene Kral: Where Is Love?(Candid Productions)16bit 44.1kHz Flac

1.Blossom Dearie:I Like You, You're Nice
2.Leslie Bricusse:When I Look In Your Eyes
3.Johnny Mandel, Paul Francis Webster/Jule Styne, Stephen Sondheim:A Time For Love / Small World
4.Bob Dorough:Love Came On Stealthy Fingers
5.Ray Evans, Jay Livingston:Never Let Me Go
6.Fran Landesman, Tommy Wolf:Spring Can Really Hang You Up The Most
7.Leonard Bernstein, Betty Comden, Adolph Green:Lucky To Be Me / Some Other Time
8.Lionel Bart:Where Is Love?
9.Mandel, Kaye Dunham:Don't Look Back

Irene Kral(vo)
Alan Broadbent (p)

Recorded December 1974,Wally Heider Studios, Los Angeles, CA





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Last updated  2021年04月15日 18時00分11秒
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