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カテゴリ:ジャズ
イタリア生まれでイギリスで活躍しているジェルマナ・ステラ・ラ・ソルサという長ったらしい名前の歌手のリーダーアルバム「Primary Colours」(原色)を聴く。 ラ・ソルサは2021年に33 Jazz Recordsからデビュー・アルバム『Vapour』(2021)をリリースしている。 バックはハモンドオルガンのサム・リーク、ドラムのジェイ・デイヴィス、ギターのトム・オーレンドルフで、ギター以外は前回の録音のメンバー。 3者の実力が揃っていて、トリオとしての水準は高いと聴いた。 全曲彼女の作曲で「色」に因んだ曲が集められているが、あまりメロディックではなく、それほど優れているとは思わなかった。 ヴォーカルは透明な声とスキャットを駆使しているが、あまりジャズを感じさせない。 それに絶叫型で、繰り返し聴いていると鼻につく。 オルガントリオでは、ジェイ・デイヴィスのドラムスの活きのいいドラミングが目立っていた。 ハモンドオルガンは通常だとアーシーなテイストが強いものだが、サム・リークはその匂いは少なく、ニュートラルなテイスト。 ギターのトム・オーレンドルフはバッキングではあまり表に出てこないが、ソロはフレージングが滑らかで立派。 特に「Primary Colours」での長いソロは清新な気分が感じられた。 ゲストにオーストラリアのハープ奏者、テラ・ミントンが「Blue」と「White」で加わる。 「Blue」は柔らかなタッチのボサノバで、ハモンドオルガンはお休み。 ハープが入ることで雰囲気がガラッと変わるのが面白い。 「White」はハープとのデュオで、2分弱のスキャットが繰り広げられる。 のどかな気分が感じられ悪くない。 最後の「Refraction」はドラムスとスキャットのデュオで、お遊びのトラックのため、あまり面白くない。 演奏時間が30分余りで、いまいちの出来だったのが残念。 youtube Germana Stella La Sorsa:Primary Colours(33 Jazz 33JAZZ299)16bit 44.1kHz Flac 1.Black 2.Yellow 3.Blue 4.Red 5.White 6.Primary Colours 7.Refraction Germana Stella La Sorsa(vo) Sam Leak(Hammond Organ) Tom Ollendorf(g) Jay Davis(ds) Tara Minton (harp tracks 3 and 5) Recorded in May 2023 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年05月12日 15時49分58秒
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