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カテゴリ:正法誌No38
天上界へ行ける良い妻
五.姉妹のような妻 たとえば妹が姉を尊敬するように、自分の主人を尊敬し、恥じらいあり、夫の従順である。 このような妻は男にとって妹のような妻と呼ばれる。 小さい頃から気心を知り合って、長所も短所もよく知り、親からは教えられないようなことで あっても、その時にいろいろなことを教え、妹が成功した時にはそれをほめ、失敗した時には よく慰め励まして今度はこうすればいいのだということをこまごまとよく教えてやるのが姉で ある。 だから、妹はそのような姉を尊敬する。 だから妻はあたかも妹が姉に対するような気持ちで夫を尊敬し、わからないことがあったらよ く聞いてどうすれば一番よいかを確かめ、恥じらいを持って夫に従順である妻もまた天上界に 行くというのである。 妹が姉に慕い寄るように、妻が夫に慕い寄ってくれたら、夫はその妻の肩を抱きしめて愛ほし むであろうし、姉が妹の寝姿を愛ほしんで、肩が出ていたらそっと布団をかけてやるように夫 もまた妻にそうするであろう。 夫が妻を本当に好きだと思い、愛ほしいと思うのは、妻が妹のような妻になった時である。 恥じらいを見せて「ねぇ、教えてください」と妻がいう時、夫はこまごまと手を取り足を取っ てよく教えてやるであろう。 夫は自分になんでも聞いてくれる妻を愛ほしいと思うものである。 それに反して「ええ、私も一通りは花嫁修業もしてきたんですからね、知ってることはみな知 ってますよ」と夫の相談もせず、なんでも一人でやってのける妻には、夫は恐れを感じて愛ほ しいとは思わないのである。 男にとって妹のような妻がどんなにありがたく、愛ほしいものであるか、名随筆家で参議院議 員であった日本の教育の刷新にも力を尽くされた森田たまさんの話を紹介しよう。 正法誌N038号 1981年 10月号より抜粋 生きることについて考えたブッダの教えは、数千年が経っても常に新しい。妄想し、依存し、怒り、さまざまないのちから布施を受けながら返していない。そんな生き方をしているから幸福にならないのだ。ブッダの教えを学ぶことで、幸福への道がわかるようになる。スリランカ仏教界の長老が、日常に役立つブッダの教えを一日一話形式で説く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.09.16 21:50:18
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