ウクレレでボブ・ディラン!!
ボブ・ディランを本当に好きになったのはいつからだろう??たぶん大人になってからだろうな・・・ギターでボブ・ディランを弾いたのは中学の3年くらいの時。ギターの教則本の最初のほうに楽譜がでてたからだろうな・・・Blowin' in the wind 『風に吹かれて』だったかな。簡単だけどつまんない曲でネ、でも、どうしてもFのコードが押さえられなくて、ずっとこの曲でつまずいたままだったなぁ。もっと練習しようと思ってレコード買ってきたんだけど、実際に聴くディランはひどいシワガレ声で、音程もリズムもはずれっぱなし、こんなののどこがいいんだろう・・・。いつしかFのコードが押さえられるようになってから、すっかりディランのことは忘れて、カッコいいエレキに飛びついちゃったんだよネ。クラブトンとかペイジとかジェフベックとか・・・ How many roads must a man walk down Before you call him a man? Yes,'n' how many seas must a white dove sail Before she sleeps in the sand? Yes,'n' how many times must the cannon balls fly Before they're forever banned? The answer, my friend, is blowin' in the wind The answer is blowin' in the wind 《Bob Dylan - Blowin' in the Wind》 どれだけ道をあるいたら 一人前の男としてみとめられるのか? いくつの海をとびこしたら 白いハトは 砂でやすらぐことができるのか? 何回弾丸の雨がふったなら 武器は永遠に禁止されるのか? そのこたえは、友よ、風に舞っている こたえは風に舞っている 《対訳 片桐ユズル》結局ディランは詞なんだよね。この詩に共感しはじめるころからやっと、ディランが好きになる。ギターを弾き始めたころは、風なんか吹いていなかった。吹いていたとしても頭の上、ずっと上の方をピュ~ってな具合。いや、吹いていたのかもしれない。風が吹いていることなんか、感じなかったんだろうネ。若くて力強かったから。今ではねぇ、しみじみと感じるんですよ。ちょっとした風、ちょっとした雨、ちょっとした雪でさえ・・・そして雨に打たれる花、風に舞う木の葉、雪に凍える鳥たちが、とてもいとおしく思えるのです。このディランの『風に吹かれて』は40年も前の曲。何億、何十億の人が心を打たれ唄った歌。ボクもこの曲を歌うのが大好き。今日は久しぶりにウクレレとハーモニカを出してきて、やってみました。久しぶりにお酒も飲んだので、歌ってみました。酔っていてもちょっとヒドイ出来だとはわかりますが、興味がある方は聴いてみて下さい。下の画像をクリックすると演奏が始まります。もう二度と歌いませんから・・・この地球が回り続けるかぎり、風は吹くんですネ。風にもいろんな風がある。明日はきっとあたたかくて心地よい風が吹くでしょう。