|
カテゴリ:カテゴリ未分類
ある日のこと、もう耐えられんと茂十は町の易者に占ってもらうことにしたんじゃ。 すると 「う~んお前の家の前の道は越中の立山まで続いとるな、立山には恐ろしい地獄谷があるんじゃ。きっとそこに落ちてゆく亡者たちが橋を渡って行くのじゃろう。」 と言うんじゃ。 すっかり肝を冷やした茂十は、飛んで帰ると遠くへ引越し、お坊様を頼むと大供養をしてもらったんじゃ。それっきり亡者がこの橋を通ることはなくなったそうじゃが、どこぞ別の、おめぇさんの家の近くの端でも渡っておるかもしれんな。 おしまい
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.13 10:06:40
コメント(0) | コメントを書く |