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関係力(相対性)経済学RELATIVITY ECONOMICS

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2011.09.03
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相対性の経済学economics of relativityという訳し方をしてみると、「関係力経済学」economics of relativityとは少し違った印象をもつ。アインシュタインの特殊相対性理論では、二つの公理が堅持されている。

1)いかなる慣性系においても、まったく同じ物理法則が成り立つ。
2)光速cはいかなる慣性系inertial systemから見ても等しい。
これは「原理」という言い方をされるが、証明なしの前提(経験則のようなもの)だから、公理と言ったほうがいい。

マクスウェルの電磁場の方程式とニュートンの法則(後述)との矛盾を解決しようとして、アインシュタインがローレンツ変換を用いて創説したものが特殊相対性理論である。

ここで、慣性系というのは、ニュートンの法則(慣性の法則;力は質量と加速度の積である;作用と反作用は等しい)が成り立つ系のことである。われわれの直感が捕えられる世界のことである。経済学における「慣性系」とは何だろうと考えると、新制度学派が問題にするもので、一定の持続性をもって不変のものとしての慣習や組織(家族、市場、企業、法や国家など)の総体が存在する場と考えることができる。そこで、相対性経済学では、「慣性系」を「慣習系」ということにする。

人間は関係的(社会的)存在である。いかなる慣習系においても制度なしには人間は生きられない。これは証明を要しない。いや、要するのかもしれないが、経済学では公理である。

いかなる慣習系も歴史の時間軸によって運動しているが、系によって異なる速度であるので、なんらかの変換をすることによって、ローレンツ変換のようなエレガントで線形的なわけには行かないが、一方の系から他方の系を写像を作ることができる。すなわち比較することができる。そのときに、銘記しておきたい大切なことは、立方体軸に時間軸が相互に独立に加わって4次元空間を構成するということである。制度の径路依存の発展がここに位置づけられる。径路依存は慣性系(慣習系)の典型的な性質である。もちろん経済学が4次元空間ですますことができないことは言うまでもない。

もう一つ大切なことは、相対性理論の重要な帰結に、エネルギーと質量とが等価の関係にあり、相互に変換されるということである。質量がエネルギーに、エネルギーが質量に換算される。経済学の慣習系で「質量」にあたるものは何か?「エネルギー」にあたるものは何か?

暫定的な案を提示しておきたい。質量は市場で取引されうるとされえないとに関わらず、生産物・サービス・情報・知識の流れを含む交通の総体である。そして、光速に相当するものは、慣習と制度である。慣習と制度はどの慣習系でも一定不変ということはできないばかりか、てんでんばらばらである。一定程度不変性をもっている。また、いかなる慣習系においても、範疇として不可欠である事実は変わらない。いわば慣習や制度は関係の表現形態だからである。その意味で範疇的に不変であるといえる。これは史的唯物論においては、それぞれおおむね経済=土台と上部構造に相当するということができる(少々無理があるかもしれない)。そうすると 

 E(経済的エネルギー)=m(生産物+情報+知識流を含む交通)*c(慣習・制度)^2

という式が、あくまで比ゆ的に、導き出される。ここで2乗の「2」にはあまり根拠がない。それは非負の実数であるという意味以外にない。

ここで大切なことは、経済的エネルギー(経済的潜勢力)と「生産物(サービスを含む)情報等々」とが等価で、換算可能であるということである。

少し、乱暴な「相対性経済学」になってしまった。バンコクは夢を見やすい場なのかも知れない。





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Last updated  2011.09.04 11:04:23
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