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午前6時現在、裏運河も表道路も共に水位の上昇は認められない。第2台所からの浸水は、運河に沿って幅30cmで停止している。家の土台下から地下水のように吹き上げている水は相変わらずである。その勢いは弱くなっており、この水は表道路に流入しているが、道路の水は西から東に流れている(運河は東から西へ)ので、道路の水位を高めていない。
ただし、グッピーが棲んでいる池は、完全に冠水しており、池の縁は意味を成していないので、彼らの数百匹は救出したものの、他の多くは大海?に遊弋しているものと思われる。事実、ナンナさんはわが家の屋内ガレージにグッピーを発見している。 裏のにぎやかな部落は、完全に無人化した。 それから、ぼくは責任を感じているのであるが、ノイさん一家はお手伝いさんとプラサーさんを引き連れて、一族発祥の地であるカンチャナブリ県(南部のメコン川のほとり)に避難した。ここは洪水とは無関係のところ。ヒアさんが一人自宅とノイさんのお屋敷(3軒の家を一つにまとめたお屋敷)を守っている。実は、ぼくもしきりにその県(なんども行ったことがある)に避難するよう勧められたが、ぼくは頑固(じぶんは当然と思っているが)に、Nムラのわが家に居る。一人なら食料は有り余るほどある。米だけでも、生きていけるが、おそらくぼく一人なら数ヶ月もつ。なくなればそれまでの話。飲み水は電気が通じている限り無限にある。まったく心配要らないので、ナンナさんヒアさんニックもぜひカンチャナブリ県に移転してもらいたい、そう主張して避難を拒否していたのである。 ナンナさんとヒアさんは、ぼくを置いて逃げられないと、とうとうナンナさん一家だけ、NムラとPムラに居残ったのである。愛の家族である。責任を感じているというのはこういうことである。妹は「郷に入っては郷に従えという諺がある ぜひ一緒に逃げてもらいたい」と強く進言してくれていたが、ぼくは、ジタバタしない!と宣言した。 トホホホ お陰で、一昨日の命がいくつあっても足りない冒険旅行に乗り出す羽目になったのである。あれはナンナさんが悪いのではない。自業自得なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.07 18:46:32
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