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ひめのゆめ活動日記

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2008年04月28日
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カテゴリ:霊界百話
「泣いてる子はおらんか~、倒れているものはおらんか~。」

褐色に荒れた大地を吹き荒れる風を真っ向から受けながら歩いていく人影が見える。

近づいて見てみるとそれが石の地蔵菩薩さまであることがわかる。


「地蔵菩薩さま こんなところで何をされているのですか?」


『一人で泣いている子があれば 拾って共に歩いているのだよ。

子供ばかりではない ここでは大人も子供と同じようなもんでな、

大きくなって複雑に成長している分 子供よりもききわけのない大きな子供じゃて。』

見れば 地蔵菩薩さまの後ろには たくさんたくさんの黒いシルエットが連なっているのが

見えた。

目を凝らしているとそれが 人間であることがわかる。

そして なにやらモゴモゴと彼らの会話している声が聞こえてくる。

ある女性が地蔵菩薩さまに向かって訴えている。

「私はなに不自由ない家に生まれたんです。 それなのに結婚で変な男につかまってからと

いうもの奈落の人生で、すべてあの男が悪いんです。」

地蔵菩薩さまは 

『そうか、そうか、 かっかっか。』
と笑い声で答えられた。


次に二人組みの若い男達が言い争いを始めた。

「おい、おまえがコイツ(地蔵菩薩さまのこと)についていったら何かあるからついて

行こうって言ったんじゃないか~。いつになったら コイツは俺達にいいもんよこしてくれるんだい。」

『そうか、そうか、かっかっか。』


次に聖者ファッションの人々が 怒りをぶちまけている。

「あいつらは 自分達だけアセンションしたとか 自分たちだけ光の世界に入ったとか言って

俺らをおいていきやがった。 あいつらは結局のところ自分たちのカルマは他の人に

任せたままなんだ。でも俺らは 最後まで闇と取り組むんだ。」


『そうか、そうか、かっかっか。』

地蔵菩薩さまは やはり声高らかに笑っていらっしゃる。


こうして背後にはおびただしい数の迷える者達を引き連れながら 歩いていく道筋に

泣いたり倒れたりしているものがいれば 拾いあげてその列に加えていく。


ただ地蔵菩薩さまがしていることといえば

泣いたり倒れたりしているものを 抱き起こすことと 

背後の連中のどのような声にも

『そうか、そうか、かっかっか。』
と愉快に楽しく笑って答えることのみ。


後ろの連中はそうか、そうかとうなずくことと、 笑うことしかしない地蔵菩薩さまに

罵声を浴びせながらも だからといって 地蔵菩薩さまから離れるわけでもなく

延々とついて歩いている。


どうやら なんだかんだ言っても 地蔵菩薩さまのまわりにくっついているのが

気持ちいいらしい。 


それは不思議な光景でした。

ただ ただ 歩いていく集団。 背後の者達が発っする物凄い否定的な

エネルギーと それを払拭するかのようなプラスの笑いの‘かっかっか’

それがどのくらい続いたでしょうか、この夢の世界では 一瞬が一億年という長い時間で

あったりもします。 


地蔵菩薩さまの後にたっていつも歩いている少年が 突然にこう叫んだのです。

「地蔵菩薩さまは いつだってどんな時だって 僕達を否定されたことはなかった。

僕達がどんな風でいても いつもいつも僕達のありのままを受け止めてくださっていたんだ。」


その少年は 小さい時から 両親にこうしてはいけない、ああしてはいけない お前は

ダメな人間だ!と言われ続けてきました。

そうして 自分でも自分を認めることが出来なくて ある日死を選んでここに来たのでした。


「地蔵菩薩さまは ありのままの僕達を愛してくれているんだ!

僕は愛されていた、 僕は愛されていた、 僕は愛されていたんだ。」



生まれて初めて感じた愛の波動が少年の心を深く強く揺さぶりました。


そして その波動が それまで地蔵菩薩の背後にいた皆の心を次々と揺さぶったのです。



「俺達は 愛されていた、、、。」

「私達は 愛されていた、、、。」



言葉にならないくらいの大きな感動の渦が 次々に大きなうねりとなって

人々をその渦のなかに巻き込みました。

そして 不思議なことに 十分に愛されていると感じた時 その時同時に

誰かを、何かを愛すことを 彼らは体感したのです。



今まで暗く重たい世界であったものが 人々のハートからあふれる光によって

みるみる光の世界にかわっていきました。

人々の今まで薄汚れていた身体は 金色に輝く光となって つぎつぎに喜びのうちに

昇天していったのです。


皆がいなくなった世界には 地蔵菩薩さまだけがぽつんと立っておられました。

次の瞬間 ガラガラと音を立てて 地蔵菩薩さまの石の体が壊れていき なかから

現れたのは 小さな小さな観音さまでした。

きっと波動を下げるために 今まで重い石の着物をまとっておられたのでしょう。

観音さまの姿になった地蔵菩薩さまは 静かに笑うと横になったまま 動かなくなられました。

この日は地蔵菩薩さまが 「重い波動を背負って道に迷っているものがあれば

すべて救い上げる、」という大願をたてられてから 3億年と一日たった

大願満了の日でした。


天の神様は 横になったまま動かない地蔵菩薩さまをしばらく見ておられましたが

やがてそのお姿を一粒の種に変えられました。

そうして その種が地面に落ちると あたり一面 美しい花畑になったのです。

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この夢は今夜 お風呂のなかでうとうとしている時に見た夢です。

自分で書きながら 涙が止まらなくて いつまでも この少年が感じそして

人々が感じた愛の波動に震えています。


今夜も 世界中の同胞たちに あまねく愛の光が降り注ぎますように。








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最終更新日  2008年04月29日 02時49分53秒


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