腹腔内温熱化学療法 入院5日目以降(3)
今朝は9時過ぎに家を出、義母とともに整形外科へ。帰宅しましたのが午後2時過ぎでしてさすがにバタンキューでした。今日は、入院中のあれこれにつきまして。今、草津総合病院にいただいた「入院のための冊子」を見ていますが中に「入院に必要なもの」として「箸・スプーン・湯呑み」が記載してあるのですね。思ったのですが・・・腹膜偽粘液腫でこの病院に入院なさる方は滋賀県内の方とは限りません。ほとんどが県外の方々であり、全国から集まってこられるわけです。ですので、付き添いの方が必ずしもいらっしゃるわけではありません。そのことを考えましたら「箸・スプーン・湯呑み」は使い捨てのものでもいいのでは・・・?と思いました。(実際、私はそうしていました)付き添いの方がいらっしゃるのであればお箸やお湯呑みを洗ってもらえるのですがそうでない場合には使い捨ての方が遙かにラクですし、衛生面でも安心です。すこぶる元気になり、自分のことは自分でしっかりできるようになってから、お湯呑みを購入するのも良いのでは・・・?と思いました。(私も動けるようになってからいそいそと売店に行き、朱いお湯呑みを購入。 うーん、元気になりつつあるなあ、と嬉しくなったことを覚えています。)術後、咳の多く出る方は(もし可能であれば)個室がよいかも。私は・・・これで失敗しました。自分自身、喘息持ちですので術後は(おそらくは)他の方よりも咳に悩まされました。とにかく、咳がひっきりなしに出てくる。傷口が痛いのはもちろんですが、何より、同じ病室の方々に申し訳ない。咳を我慢すればするほど、いったん咳き込み始めたら・・もう大変。どう頑張っても一向に収まらない。その間ずっと、病室の方々にご迷惑をおかけしてしまうわけです。これには・・・本当に参りました。入院中は、ほとんど主人に電話をしなかったわけですがさすがにこの時だけは「個室にするべきだった・・・」と思わず愚痴をこぼしてしまいました。4人部屋での止まらぬ咳、これは・・「精神的」にやられます。食事について。腹部の手術をした人にとって、これが1番の難問ではないかと。まず、出された食事を全部食べるとお腹が張ります。苦しい。かと言って、食べなければあとでお腹が空いてしまう。(今は違うのかもしれませんが)朝食に出される冷たい葡萄ジュースは辛い(涙)。一度に食べられないのであれば、食事は半分ほどにしておきあとは売店で消化のよいものを購入。私はカステラ、ヨーグルト、プリンなどを買っていました。当時、売店では「紅はるか」も販売されていてそれを電子レンジで温め、頂いていました。とにかく、お腹のためには温かな消化のよいもの、そして甘くて柔らかなもの。これが1番だったように思います^^順不同ではありますが、手術当日の夜について。これは辛かった。腹部の痛みよりも、背中の焼け付くような痛み。どうやってもこの痛みから逃れることができませんで、四苦八苦しました。余りの痛みに、自分の周りにあったタオルはもちろんのこと果ては(クッション代わりに)携帯まで、背中の下に押し込みました。ですので、これから手術を受けられる方は、できるだけ自分の周りにタオル・小さめのクッションを置いておかれると良いかと思います。そして、これは以前の日記にも書いたことではありますが時間の流れが非常に遅い(涙)。腹部や背中の痛みに耐えつつ、「30分くらいは経っただろう」と思い枕元の時計を見てみれば、何と2分しか経過していない!「嘘だ!」と思い、時計、壊れているのでは?と思いました。これが昼間ですと、何かと気も紛れるのでしょうが夜中。しかも薄暗闇。そして、何の音もしない。うーん。どうして手術当日の夜って、あんなに眠れないのでしょう。これにつきましては、未だ名案が浮かんできません・・・。ウォークマンがあるといいのかな・・・?入院5日目以降(4)に続きます。