カテゴリ:旅
下賀茂神社を抜け、地下鉄鞍馬口駅へブラブラ。おっ、銭湯がありました。足が疲れたし、汗ばみもしました。一風呂浴びていこうか。 そうしました。まだ午後3時。中は空いていました。貸しタオルを借りました。20円。オッちゃんが二人、ゆるりとしていました。耳をそばだてました。片方「いいね、これから一杯やって寝るの?」もう片方「とんでもない、これから明石にいくんだ、仕事だよ仕事」片方「へーっ、そりゃ大変だ」思わず私「明石って兵庫県の明石ですか?」もう片方「そうだよ、2時間かかるんだ」私「お仕事は?」もう片方「建設関係だよ」二人とも私より一回り年を食っているような感じでした。旅の空が申し訳なくなりました。片方の人、肩に入れ墨がありました。でもその道の人とは思えない優しいごま塩頭。足を洗って久しいのかも知れません。 サッパリしました。烏丸へ戻りました。晩酌の時刻に猶、間がありました。ロフトを冷やかしました。大分にないので、文房具のあれこれを楽しみました。カリグラフィのペン先万年筆を見つけました。カリグラフィとは、縦線を太く、横線は細くの筆跡をこさえる手法です。好きなんです。衝動買い。でもまぁ有次の5分の1以下の値段です。そろそろいい頃合いになりました。突っ込んだ店はダニエルズソーレ。イタリアンでした。入り口はこんな感じです。和風。洋食屋には見えません。 が、中は奥行きが深かったです。門を入って、細い緑の通路を10mほど行くと、中庭にテラスのあるレストランがありました。 先ずは生ハムとビールで。ガーリックのきいたサラミがウマイ。 お兄さんを呼んで注文。ウリのパスタと、それに合う安くて美味しいワインを。笑顔で二つ返事をしてくれました。写真がそれです。これ、生麺でした。絶品。シャルドネのグラスもまわしが締まっていました。 京都駅に戻りました。このまちは今夜が最後でした。これで終わっていいはずがありません。駅前の煮込み屋「へんこつ」の暖簾を潜りました。 喉が渇いたので、SAPPOROを流しました。当ては漬物。これがまたよろしい。 「サルベージ」というメニューがありました。それを注文。テールやモツの入った煮込みでした。深い鍋からすくい上げることをして、このような名を付けたのでしょう。無愛想なおばさんに、海保の海猿とサルベージ会社の海猿は役目が違うんだ、海保のそれは生命を助け、サルベージ会社は財産を救うんだ、知ったかぶりの講釈を垂れました。彼女、呆れた顔をしました。心の中で「このオッサン、バカじゃないの」入ってくる客は、サルベージを注文し、瓶ビールを飲んで1,300円。滞在時間は平均10分のようでした。 ぶらり、ホテルへ向かいました。おっ、オープンドアのパブがありました。〆にウイちゃんをと思いました。 軽いビールとラフロイグを注文。外のテーブルに座りました。周りは外国人が多く、さっきの煮込み屋とは違った旅気分になりました。いい一日でした。 今日の一句 杣夫なら糺の森に刃を当てて 銭湯で汗を流して旅の空 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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