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ここは金庸先生および武侠ものについて勝手に語っているサイトです。基本的に ネタばれしていますのでご注意ください。
また都合により使用している漢字が当て字の場合があります。
2016年08月21日
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カテゴリ:映画


<ストーリー>

若くして大富豪となった劉軒(ドン・チャオ/鄧超)は海を埋め立てて開発しようとする。湾一帯を購入しイルカを追い払うため超音波装置を使っていた劉だが実はその湾には人魚たちが住んでいて超音波の被害にあっていた。難破船に避難していた人魚たちは海の埋め立てを阻止すべく劉の暗殺を計画。その刺客として送られたのが若き少女の人魚・珊珊(リン・ユン/ジェリー・ユン林允)。しかし劉は珊珊に心惹かれやがていつしか珊珊も・・・。


<感想>

さ~て、見ましたよ!!チャウ・シンチーの新作映画!!
日本公開を待ち焦がれ一切の情報に触れないように我慢してきたのに一向に音沙汰がない。
中華圏でメガヒットな作品なのに・・・たぶん前の「西遊記」がこけたので映画会社の手が出ないのでしょう。だってシンチー映画は今や高額。大金払って購入してもあれだけこけたら大損だわってことですか?こんな面白いの日本に入らないなんてもったいないことです。号泣

で、待ち切れずついに見てしまいました。しかも中国語(北京語)音声、英語字幕。
これでどれだけ私が理解したのかすらわからずお門違いなことを書いてしまうかもしれませんがご容赦を。そしてネタバレ満載なのでお気を付けください。

冒頭の怪しげな海洋博物館みたいなところからシンチー臭満載。とにかく見た目が麗しくない連中がくだらないことをするところからスタート。風呂場に下半身を人魚風にしたおっちゃん漬け込んで見世物にし金を稼ぐ奴とかもう全くストーリーに関係ないじゃん。あ、でもこの人魚おっちゃん証拠写真を写す重要な役割があったか?
そしてお決まりの金持ち鼻持ちならない嫌味な青年、リュウと清楚な美女シャンシャン。リュウに思いを寄せる美女、ルーラン(キティ・チャン/張雨綺)。シャンシャンに思いを寄せるタコ兄貴(ショウ・ルオ/羅志祥 )と4人が中心登場人物。
いや~どなたもはっちゃけてます。どなたもシンチー乗り移ってます。
ひどいメイクでリュウ暗殺のため人間のふりをして近付くシャンシャンが暗殺に失敗しまくるギャグ。
可愛い女の子にここまでやらせるか!ってのは毎度のことだけど乗り物酔いでゲロまで吐かせるとかやりすぎですぜ星爺。
リュウが人魚たちに拉致されて警察に駆け込むシーンも繰り返しギャグが満載で爆笑。ワンピースのパロもあったそうですが西遊記で三蔵と沙悟浄を演じた文章(ウェン・ジャン)李尚正 (リー・ションチン)コンビの警官が「表面上リュウの話を真面目に聞くのに彼が去ると大爆笑する」→「またリュウが現れると真面目な顔をする」を3回くらい繰り返すのがおかしかった。人魚の変な絵はシンチー自身が書いたそうですよ。(この絵のくだりがワンピースのパロだそうです)
音楽も楽しくてな~んかどっかで聞いたことがあるような曲が満載。武侠チックな歌だな~と思って調べたらホントに武侠物。CD漁ったら出てきたよ。83年版射鵰英雄伝の「世間始終イ尓好」ですよこれ!
さすがシンチー!リウとシャンシャンが「ウッ!ハッ!」って歌うのに思わず一緒に歌いたくなる~。人魚たちの家にあるレコードらしき物は「アダム・チェン」って書いてあるし実際主題歌はご本人とカレン・モクが歌ってる。しかしこのへんのノスタルジーは中華向けでホント外人にはやさしくないギャグだよね。普通の外人には訳がわからんよ。
エンディング見ていたら「ゲッターロボ」の曲も使われていたみたいだし星爺、あなたどんだけオタクな・・・。
そして何よりこの映画随一の面白俳優はショウ・ルオでしょう!!タコ兄貴ですよ足が8本ですよ!
もうショウ・ルオはアイドルとしての地位を捨て去ったのかと思うくらいはっちゃけた演技。太ったな~と思ったら役作りで13キロ増やしたらしいし本当にすごい人だ。足を隠して人間界に現れ料理人のふりをするタコ兄貴だけどうっかりはみ出した足を見つけられ調理される羽目に。自分の足を切ったり焼いたりされて悶絶し逃げ出す様は多彩な表情と相まって大変おかしい!
そして大ピンチの時に弱っちそうなばあさん人魚が最強なのも武侠チックなお決まりでうれしい。
キティ・チャンの役柄は嫉妬に狂った馬鹿な女でしたが大変美人で麗しく清楚なリン・ユンと共に目の保養となりました。
何気に海洋汚染、環境問題をテーマにしていて残酷な描写で痛めつけられる人魚たちが本当に可哀想でした。
しかしファミリーで見られる映画なので最後はハッピーエンド。改心したリュウと生きていたシャンシャン。ご都合主義で終わるのでホッとする面もあるけどここまでやっておいてなんだかな~と思うところもあります。
だからって言ってシャンシャンがぶっ殺されて終わりも後味悪いしなぁ・・・。
あ、わかった!ラストに不満なのは壮絶なギャグで終わらないからだ!チャイニーズ・オデッセイのようにギャグで締めてくれれば最高だったのにな!

ということで本当にこんな内容だったのか確かめたいので配給会社さん、日本公開お願いしますよ・・・マジで。








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最終更新日  2016年08月21日 01時36分43秒
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