5月 歌舞伎 観ました。
5月の歌舞伎 「団菊祭」の昼の部を観た。5月1日の初日で、一部セリフのトチリもあったが、コミカルで明るい話が多く、面白かった。1.江戸の夕映え 明治維新の旧幕臣と武士の娘の恋。 若い役者(松緑、海老蔵)の声は通りが良くて、気持ちがいい。 歌舞伎の持つ間と立ち位置が決まっている。特に最後の落ちぶれた武士(海老蔵)の 上目使いは「さすが」の雰囲気がでている。2.雷船頭(かみなり せんどう) 踊りは退屈だ。3.外郎売(ういろう うり) 曽我五郎が外郎売に扮して、薬の効用を早口ことばで披露する。 病気から回復した団十郎が、コミカルに演じる。 まだ、座るのは難しいようだが、華やかで面白い。4.権三と助十 江戸の裏長屋の井戸替えの日。駕篭かきの権三と助十は喧嘩ばかりしているが 仲はいい。以前目撃した人殺しの真相にせまることになる。 町人の、「口は悪いが、性格は善い」が上手に表現されている。 大岡越前の裁きも絡めて最後まで引っ張る。 5月の歌舞伎はお勧めです。