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非常に適当な本と映画のページ

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2006.08.29
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カテゴリ:洋画
【Aポイント付】スーパーマン・リターンズ Soundtrack / Superman Returns (CD)

 20数年振りに製作されたスーパーマンの劇場版。
 本作は、1981年に公開されたスーパーマン2から5年後を描いている、ということになっている。
 1970-80年代の劇場版は、当時は無名の故クリストファー・リーブスがスーパーマンを演じていたが、今回もほぼ無名のブランドン・ラウスがスーパーマンを演じている。


粗筋

 スーパーマンは、消滅していたとされる故郷惑星クリプトンが残っているという噂を聞いて、その確認の為に地球を去った。それから5年。スーパーマンは故郷に関する情報を殆ど得られないまま地球に戻ってきた。
 スーパーマンが地球を離れていた5年間、スーパーマンと関係のある人々には様々な変化が。
 スーパーマン/クラーク・ケントの恋人であった敏腕女性記者ロイス・レーンは、別の男性と付き合っていて、子供がいた。
 監獄に戻っていた筈の宿敵レックス・ルーサーは、法的手続きによりとっくに出所していた。
 世界は、スーパーマンが戻ってきたことで大感激だったが、スーパーマン本人は満たされないものを感じていた。
 レックス・ルーサーは、惑星クリプトンの技術を使い、新大陸を洋上に作り出すことを企てる。その代償としてアメリカ大陸などは消滅するので、自分が作った新大陸に人が殺到するだろう、と。
 スーパーマンはその計画を知り、阻止の為に動くが……。


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感想

 本作品は、第一作(1978年公開)と第二作(1981年公開)を観ていた(劇場ではないが)自分としては、ストーリー的には違和感はなく、かなり楽しめた。
 無論、おかしいところを指摘し始めたら、切りがない:

・レックス・ルーサーは、北極辺りにあるスーパーマンの「基地」に侵入。惑星クリプトンの技術をまんまと盗む。地球よりはるかに高い文明を誇っていたとされる惑星クリプトンには、防犯設備というのがないのかね、と思ってしまう。コンピュータ(なのか?)の操作パネルも、スーパーマン以外の者では反応しないようにすれば、何の問題もなかったのに。惑星クリプトンは、数千年前に消滅したとされる。にも拘わらず、制御システムは英語でレックス・ルーサーに語りかけ、レックス・ルーサーの英語に反応。利用者の言語で反応するようになっているのか。非常に高度なシステムである。それ故に、関係者以外の者がなぜ簡単に操作できるようになっているのか、ますます分からない。そもそも、この「基地」は、第二作でスーパーマン自らの手によって破壊されていた筈なのだが……。

・ロイス・レーンは、暴走・墜落する飛行機の機内の隅から隅まで何度も吹っ飛ばされ、酷い目に遭う。にも拘わらず、かすり傷も殆ど追わずに飛行機から脱出。彼女は、見方によってはスーパーマン並みに打たれ強い。

・スーパーマンは、地球に戻ってから世界中を駆け巡って人を危機から救った。一方、スーパーマンはクラーク・ケントとして新聞記者としても働いている。どうやって両立しているのか。

・レックス・ルーサーは、スーパーマンが5年間地球を留守にしていた間に監獄から出所していた。いくら天才とはいえ、そんなに簡単に出獄できるのかね。アメリカの法廷、てのはいい加減な部分が多い。ま、彼がいないとスーパーマンには敵がいなくなってしまうので、そうせざるを得なかったのかも知れないが。

・スーパーマンは、レックス・ルーサーと再度対決。前回、レックス・ルーサーはスーパーマンの弱点であるクリプトナイト(惑星クリプトンからの放射性物質。クリプトン出身者にとって有害だが、そうでない者にとっては無害という、非常に都合のいい(都合の悪い)物質)を使ってスーパーマンを倒そうとした。スーパーマンは、「今回もレックス・ルーサーはクリプトナイトを使って自分を倒そうとするかも知れない」と考えなければならないのに、全く無防備のままレックス・ルーサーと対面。レックス・ルーサーは当然ながらクリプトナイトを用意していて、スーパーマンを痛め付ける。スーパーマンは学習能力がないのかね。

・スーパーマンは、「新大陸」を持ち上げ、宇宙へと移動させることで、事態を解決する。いくらスーパーマンでも、大陸をそう易々と持ち上げることは出来ないと思うが。そもそも、大陸なんて、持ち上げようとしたらバラバラになって崩れやしないか?

・スーパーマンは「新大陸」を処分した後、力尽き、地球に落下。何と市民病院に運ばれ、治療を受ける。その市民病院は、スーパーマンが拠点としていて、ロイス・レーンやクラーク・ケントが勤務している新聞社デイリー・プラネットがあるメトロポリスにあった。お陰で、ロイス・レーンは車でその病院に行き、スーパーマンの見舞いに行く。スーパーマンも上手い具合に落下したものである。

 スーパーマンは、元々コミックス。したがって、本作品は、日本でいうとウルトラマンや仮面ライダーの劇場版。あまり合理性を求めても意味はないのだが……。

 本作では、ロイス・レーンの息子が登場。ロイスの新恋人との間にできた子、と周囲に知らせていて、新恋人本人もそう信じて疑っていないようだが、実はスーパーマンの息子らしい、ということになっている。
 これは映画の複線としては面白いかも知れないが、続編が作られるという前提に立つと、賢いストーリー展開だったのかね、と思ってしまう。続編を作る場合、この息子を登場させない訳にはいかない。が、子役は子供である以上、続編を製作する頃にはかなり成長していて、同じ子役を使うのは難しい。その辺をどう折り合うのか。
 スーパーマンの子にしては喘息気味など、やけに弱々しいのが印象的。

 ロイス・レーンの新恋人役は、X-MENシリーズでサイクロップスを演じているジェームズ・マースデンが演じていた(本作品の監督は、X-MEN2の監督でもあった)。X-MENのサイクロップスは、コミックの原作では本来主人公だったのに、後に登場したウルバリンにその座を追われてしまい、劇場化された頃には脇役とは言わないまでも、存在感があまりない登場人物になってしまっていた。今回の新恋人も、どちらかというと損な役。ジェームズ・マースデンはそういう役柄しか貰えないらしい。
 スーパーマンを演じていたブランドン・ラウスは、数千人の応募者から選ばれただけとあって、スーパーマンとしては適役。前シリーズのクリストファー・リーブスとどことなく面影が似ている。当然か。
 一方、ロイス・レーンを演じていたケイト・ボスワース。前シリーズでロイス・レーンを演じていたマーゴ・キダーの面影が全くなく、別人のようで、ちょっと違和感があった。演技に問題はなかったが。

 クリストファー・リーブスが出演した前シリーズは、第四作まである。また、スーパーマンの従妹が登場する「スーパーガール」も製作されている。
 しかし、本作では第三作と第四作は全く触れていない感じ。スーパーガールの設定も完全に無視。
 第二作目以降に作られたスーパーマン関連の3作品を完全に黙殺している。
 そうせざるを得なかったとはいえ、何となく悲しい。

 前シリーズの特撮技術は、当時としては世界最高水準だったが、やはり本作と比べるとかなり落ちる。30年の技術の進歩はやはり凄い。

 メインテーマは、ジョン・ウィリアムズが作曲した前シリーズのものをそのまま使っている。前シリーズのテーマ曲があまりにも有名なので、新たにスーパーマンのテーマを作ろう、という考えはなかったのだろう。
 これは嬉しかった。完全に新しい曲だったら違和感ありまくりだった。

 上映時間は154分。この手の映画で2時間半はちょっと長過ぎないかね。子供だったら飽きてしまうと思う。子供映画だが、ターゲットは大人(子供の頃からスーパーマンに親しんできた大人)、てことか?

 レックス・ルーサーの周辺にいる小悪党は、最後辺りでガンガン死んでいくが(むごくない演出になっている)、最大の悪党であるレックス・ルーサー本人は生き残る。
 次回での再登場の為に。
 アメリカらしい。

 本作は、ストーリー的に見ると、前シリーズ第一作目の焼き直し。見比べてみると似ている部分があり過ぎてびっくりする。

 本作品の続編は作られるのかね。もし作られるとしたら、前述したように、かなり問題が出てくると思うが……。


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Last updated  2006.08.29 16:32:56
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