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非常に適当な本と映画のページ

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2015.08.19
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カテゴリ:洋画

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
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 トム・クルーズが手掛ける「ミッション:インポッシブル」シリーズ第5作。
 トム・クルーズが、諜報機関IMFの敏腕工作員イーサン・ハントを演じる。
 原題は、「MISSION: IMPOSSIBLE ROGUE NATION」で、邦題はこれをそのまま片仮名化している。


粗筋

 IMF工作員イーサン・ハント(トム・クルーズ)は、謎の犯罪組織シンジケートの正体を探る調査を進めていた。
 IMFのロンドン支局を訪れるが、そこでイーサンはシンジケートの罠に掛かってしまう。拘束されたイーサンは、絶体絶命のピンチに陥るが、シンジケートのメンバーと思われる謎の美女イルサ(レベッカ・ファーガソン)によって命を救われる。イーサンは、何故イルサが彼を救ったのか分からないまま、その場を脱する。
 同じ頃、米国では、CIA長官ハンリー(アレック・ボールドウィン)の進言により、IMFは解体され、CIAに吸収される。イーサンは、CIAから「シンジケートというありもしない犯罪組織をでっち上げ、放火犯と消防士の役を同時に演じている危険人物」と見なされ、国際手配を受けてしまう。
 イーサンは、CIAから身を隠しながら、独自にシンジケートを追い続ける。
 シンジケートとは、死亡したと思われている各国のスパイ達の組織である事を突き止めた時点で、仲間のベンジーに協力を依頼。
 イーサンは、ベンジーと共に、シンジケートがオーストリアで企むテロ活動を食い止めようと奔走。しかし、オーストリア首相の暗殺は、阻止出来なかった。その最中で、イーサンはイルサとの再会を果たす。イルサは、シンジケートに潜入中のイギリス諜報員だった。
 イルサは、シンジケートの頭領であるソロモン・レーン(ショーン・ハリス)の極秘情報が入力されたデータファイルが、モロッコの発電所の地下にある極秘施設に眠っている事を、イーサンに知らせる。
 イーサンは、これはレーンが仕掛けた罠だと知りつつも、データファイルを盗み出す。
 案の定、イルサはデータファイルを奪い、レーンの元へ持って行くが、ファイルは空だった。持って行く途中に、何者かによって消されたのだ。
 イーサンの手元には、データファイルのコピーがあった。しかし、ファイルを開けるのは、イギリス首相だけ、となっていた。
 イーサンは、仲間の協力を得て、イギリス首相と接触し、ファイルを開く事に成功。中身は、世界各地の銀行通帳だった。
 シンジケートとは、元はイギリス情報局が対外工作の為に作り上げた試験的なプログラムだった。イギリス首相は、プログラムを実行に移す事を許可しなかったが、イギリス諜報局長官の独断で実行されてしまった。が、プログラムの実行担当者だったレーンが裏切り、自分の為に動く組織へと変えてしまったのだった。
 イギリス諜報局長官がイルサを潜入させたのは、シンジケートを作り上げた、という自身の失態を隠す為だったのだ。
 イーサンは、イギリス諜報局長官の不正を暴いた上で、レーンと対峙し、確保に成功。
 CIA長官ハンリーも巻き込んだ事で、IMFの有効性を認めさせ、IMFの存続を認めさせる事にも成功した。


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感想

 アクション満載のスパイアクション。
 ただ、5作目なので、マンネリ感も漂う。
 最大の難点は、主役を演じるトム・クルーズ本人か。
 若々しく見えるが、既に50代。アクションが辛くなっている印象を受ける。
 CMでガンガン流され、チラシ(日本版)にもなっている飛行機を使ったアクションは、実は冒頭の掴みの部分で、10分程度で終了。
 お陰で、それ以降のアクションは、派手ではあるものの、迫力に欠ける。最後の対決のシーンも、大人しく、あっと言う間に決着がついてしまう。冒頭のペースを維持するのは、最早不可能らしい。
 イーサンは、本来はIMFの敏腕工作員で、いざとなったら単独でミッションを遂行出来なければならない筈なのに(シリーズの初期はそうだった)、本作では他人の助けが無かったら何も出来ない印象を受ける。それどころか、何度でも命を落としていただろう。

 本作では、イギリス情報局の工作員イルサが大活躍する。
 見方によっては、イーサン以上の活躍を見せる。
 ただ、「敵組織に潜入し、いつ命を落としても不思議ではない状況下にある」という設定の為か、観ている側も感情移入出来ない、人間味の薄いキャラクターになってしまった。

 敵役のレーンは、冷酷で、相手の行動や思考を全てお見通しの元凄腕工作員、として描かれている。
 事実、イーサンやイルサを手玉にとり、思う様に動かし、欲しいものを手に入れていく。
 にも拘わらず、最後の最後になってから、やけに無能になる(目的だった巨額の資金に手が掛かり始めてから)。最終的には、自分が半年前にイーサンに仕掛けたのと同様の罠に引っ掛かって拘束されてしまう。
 策士策に溺れる、とはまさにこの事である。

 最近のスパイアクションの例に漏れず、本来なら味方である筈の組織の内輪揉めになってしまっている。
 今回も、最大の悪者は、シンジケートの頭領レーンではなく、シンジケートというプログラムを生み出して独断で実行に移しながらも裏切られ、慌ててトカゲの尻尾切りを謀ろうとするイギリス情報局長官。
 もしこの盆暗長官がこんなプログラムを作り出さなかったら、世の中は平和になっていたと思われる。
 いい加減、「国家安全の為だけ」に動く事を、各国諜報機関は止めたらどうかと思う。情報収集だけに留めておけ、と。

 本作は、中国の映画チャンネルや映画会社等、中国資本が入っている。
 そんな事もあり、中国に都合の悪い要素は一切含まれていない(中国政府なら、中国の描かれ方が悪いという理由で、海外作品を国内で上映禁止にするのは充分有り得る)。
 一方、中国人俳優の起用も少ない。
 資本は提供するが、見え見えの「中国化」はしない。
「中国色」を極力排除する事で、寧ろその影響力を暗に誇示するという手法。中国政府のトップもこういう事が出来たらいいのに、と思う。
 ただ、本作でイギリスが「悪者」扱いされているのは、中国がアヘン戦争でイギリスに敗れ、香港を長年イギリス領とされていた事のあてつけと思われる(イギリス政府は、イギリスの描かれ方が悪いからといって、海外作品を国内で上映禁止にはしない)。

 画面を見る限りでは、中国の影響はあまり感じさせないが、ドイツというか、BMWの影響は存分に感じる。
 自動車のほぼ全てがBMWで、オートバイもBMW。
 本作を観る限り、世の中には車もオートバイもBMWしか無いのか、と思ってしまう。
 BMWが嫌いという訳ではないが、ここまで前面に押し出されると、引いてしまう。

 アメリカ映画で、中国が裏方に徹し、ドイツが表にガンガン出ている、というのは皮肉である。
 現在は、最早アメリカ単独で映画を作れなくなってしまっているらしい。


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Last updated  2015.08.20 00:06:42
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Re:ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(08/19)   oodomo8562 さん
前作も良かったけど今回も期待しています!! (2015.08.19 18:43:47)


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