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カテゴリ:洋画
シルベスター・スタローンが製作するアクションシリーズ第3弾。
傭兵部隊「エクスペンダブルズ」の活躍を描く。 前作に登場したジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、ジェット・リー、アーノルド・シュワルツェネッガーが、これまで通りの役を演じる。 ウェズリー・スナイプス、アントニオ・バンデラス、ハリソン・フォードが新たに加わっている。 悪役を、メル・ギブソンが演じる。 これまで登場していたブルース・ウィリスは、ギャラで折り合いが付かず降板させられている(彼の代わりにハリソン・フォードが加わった)。 初の女性メンバーとしてミラ・ジョヴォヴィッチがキャスティングされる、という噂があったが、諸事情により適わず、女性格闘家のロンダ・ラウジーがキャスティングされた。 第1弾で登場したミッキー・ロークも再び登場する、という噂もあったが、それも適わなかった。 原題は、単に「THE EXPENDABLES 3」。 粗筋 バーニー(シルヴェスター・スタローン)が率いる傭兵部隊「エクスペンダブルズ」は、CIAの要請である国へ飛ぶ。武器取引を阻止する為だった。 そこに現れたのは、バーニーと共に「エクスペンダブルズ」を結成したものの、仲違いし、バーニーによって殺された筈のストーンバンクス(メル・ギブソン)だった。 「エクスペンダブルズ」は、ストーンバンクスの身柄を確保しようとするものの、失敗。 CIA局員ドラマー(ハリソン・フォード)は、これに激怒。もう一度チャンスを与えてやるから確実にストーンバンクスの身柄を確保しろ、と命じる。 バーニーは、これまでのメンバーではストーンバンクスは追えない、と感じ、「エクスペンダブルズ」を解散。新たな部隊を作る事を決意。知人から若い戦闘員を紹介され、新チームを結成する。 ドラマーから、ストーンバンクスの居所に関する情報が提供される。 バーニーは、新チームを率いて、そこへ向かう。 若い戦闘員らは、従来の火器による戦闘は勿論、ハイテクを駆使した戦闘にも長けていた。 ハイテク作戦により、バーニーらは、ストーンバンクスの身柄確保に成功。 が、国外へ輸送する途中で襲撃される。バーニーは辛うじてその場から逃れられたが、彼以外の新チーム全員がストーンバンクスの捕虜となってしまう。 ストーンバンクスは、バーニーに対し、メッセージを送る。新チームのメンバーを助けたかったら、さっさと俺の下へ来い、と。 明らかに罠だった。 バーニーは、単独で救出に向おうとするが、旧メンバーが結集。一緒に行く事に。 バーニーらは、新メンバーの救出には成功するものの、一帯はストーンバンクスの完全支配下にあった。ストーンバンクスは、賄賂で手なずけた地元政府の軍を使って、バーニーらを殺そうとする。 「エクスペンダブルズ」の新旧メンバーらは、協力して、事態の打開を図ろうとする。 感想 流石に第3弾となると、マンネリの感が否めない。 新たな豪華キャスト(ウェズリー・スナイプス、アントニオ・バンデラス、ハリソン・フォード)を加える事で、どうにかフレッシュさを保っている感じ。 本来だったらそれぞれで主役を演じられるアクション俳優らの共演が見られる、というのは相変わらず美味しいが。 登場人物の設定の関係で、過去の作品とは異なるイメージで演じている者も。アントニオ・バンデラスがその一人。出世作「デスペラード」とは全く異なる、コミカルなキャラを演じている。 ストーリー的には、これといった目新しさはない。 寧ろ、穴だらけと言える。 バーニーは、最初にストーンバンクスを取り逃した後、本来の部隊を解散し、新たに編成してストーンバンクスを追う事を決断する。何故こうしたのか不明。ストーンバンクスを取り逃して、自らの衰えを知り、引退する為に部隊を解散するのなら分かるが、結局新たな部隊を率いている。だったら旧メンバーのままストーンバンクスを追っていれば、2度目は成功していた可能性が高いのだ。 経験の浅い部隊を率いた結果、2度目の身柄確保作戦も失敗に終わり、結局旧メンバーで3度目の身柄確保作戦を実施せざるを得なくなっている。 ストーンバンクスの言動も理解し難い。 彼は、バーニーに対し「お前は甘過ぎて、雇い主の政府に使われるだけ使われ、最終的には捨てられる運命」と言い放ち、自分は冷酷非道だから政府なんかには使い捨てにされない、と言い張る。 そこまで言っておきながら、彼は捕虜にした「エクスペンダブルズ」の新メンバーを痛め付けない(新メンバーの1人は女性だった)。縛り上げるだけ。そんな事から、ほぼ無傷の状態でバーニーらによって救出され、新旧メンバー共に戦う機会を与えてしまう。そして、最終的にはバーニーによって殺されてしまう。兵力的にはバーニーらを圧倒していたにも拘わらず、バーニーとの一対一での肉弾戦に挑んで死ぬのである(スタローン対ギブソンとの肉弾戦では、どうしてもスタローンに分があるイメージがあるので、何故こういう終わり方にしたのか分からない)。 バーニーが自らの限界を感じたのと同様、ストーンバンクスも自身の限界を感じ始め、死に場所を求めてバーニーとの戦いに身を投じた、としか言いようがない。 本シリーズは、登場人物と同様、アクション俳優の仕事しか出来ない(お呼びの声がかからない)俳優らの最後の活躍の場になりつつある。 本作では新メンバーが加わったが、次回作でも登場するかは不明(あれば、だが)。 新メンバーも悪くはないのだが、馴染みがない俳優ばかりなので、やはり旧メンバーを中心にした方が、迫力がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.05 00:01:15
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