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2ヶ月ほど前の話になりますが、子供が通う小学校で行われたCAP(子供への暴力防止、子供が暴力から自分を守るためのプログラム)の大人ワークを受けてきました。
CAPは、1978年にアメリカ オハイオ州コロンバスのレイプ救援センターが始めたプログラムで、1985年にアメリカのCAPトレーナーの森田ゆりさんによって日本に紹介され、現在、日本では約160のグループが活動をしていらっしいます(大阪CAPエコールさんのパンフレットより抜粋) 「全ての子供に安心、自信、自由を」というフレーズで行うこのワークは、国際特許を取得していらっしゃるので、ワークの実施には「子供ワークショップ実施の前に必ず大人ワークショップ(教職員向けと保護者向け)を実施すること」や、「トレーニングを受けたCAPスペシャリストによって実施すること」、「1ワークに参加できる子供の数に制限がある」などの制限がありますが、 このワーク、実際に受けてみると、ものすごくわかりやすくて、これは幼稚園、小学校、中学校にかかわる人々だけでなく、家庭裁判所の家事調停委員、少年事件にかかわる調査官(場合によっては裁判官)、検察官、弁護士などなど、さまざまな分野で子供たちとかかわる方々が受けて下さると嬉しいなぁと思えるワークでした。 今、沢山の人々が「暴力や恐怖」よりも「愛」「平和」「和合」「統合」に意識を向けつつあること、そしてそういった意識のシフトが良い結果を呼び始めていることを、いろんな方々のブログを通じて感じていますが、実際にはまだ暴力や恐怖にさらされて助けを求めている人も多くいらっしゃいます。 そんな中で、CAPはこういった問題に対する対応について、 「~してはいけない」「そんな目にあうようなことをしたあなたが悪い」「そんなことをする相手が悪い」という対応ではなく、 「私はとても大切、あなたもとても大切」(自尊感情) 「私のことは私が決める、あなたのことはあなたが決める」(自己決定)は、 他人が侵すことができない権利(人権)であるということを中心に、 子供に対してまず「人は誰でも安心して、自信をもって、自由に生きてよい」ということを伝え、大人ワークでは、子供が実際にトラブルに遭遇したとき子ども自身が持つ問題解決能力を信頼して働きかける方法を具体的に示しながら、子供にとって安全なコミュニティを作るという働きかけをしています。 実際にワークを受けた私としては、 このワークを子供のうちから親子で受けていれば、回数を重ねるごとに、バランスのとれた人権感覚を持つ問題解決能力が高い大人に成長できるだろうなぁ、と思いましたし、 それだけでなく、子供の頃に虐待やネグレクトなどの暴力を受けて大人になった保護者自身にとっても、自分自身を癒す大きなきっかけになるだろうな、と思いました。 CAPは、兵庫県西宮市を拠点とするCAPセンターJAPAN(http://www.cap-j.net/)を中心に活動をしていらっしゃいます。 私が受けた大人ワークは、おおさかCAPエコール(http://www.apis-npo.org/cap.html)が主催されたものでした。 沢山の人がCAPの活動を知ることで、子供たちがかかわる世界から光が広がっていくのだろうと思います ありがとうございます☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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