3139264 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

星見当番の三角テント

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

歌織@星見当番

歌織@星見当番

フリーページ

カテゴリ

カレンダー

日記/記事の投稿

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2008.01.10
XML
カテゴリ:雑談系よもやま
こんばんは、星見当番です。
今朝は喉の痛みで眼が覚めました。2008年の初風邪かも(イヤな初物)。
市販の風邪薬をのんで、一日マスク着用でいたら痛みは治まりました。
このまま治ってくれるといいのですが。

1月8日の夜、新月の願い事を書いた後、たまたまテレビをつけたら
どのチャンネルだったか、何か科学番組のようなものをやっていました。
特殊なカメラで色んなものを撮影しまくって、物の動きや仕組みを解明する、
というのがテーマの番組みたいでした。その日に取り上げられていたのは、弓道。

1秒間に160コマくらい撮れる超ハイスピードカメラで矢が飛ぶ様子を撮影したり、
厚み1cmの素焼きのお皿や水の入ったブリキのバケツ、鉄のフライパンなど
普段は的にしないようなものに矢を射掛けてみてどうなるか撮影したり、
なかなか面白い番組でした。

弓弦から顔や手をまもり、かつ矢を遠くへまっすぐ飛ばす技術についても
取り上げられていました。「角見(つのみ)」と言って、矢を射るときに
弓を持っている方の手首を外側に返す、というものです。番組では、
角見をした場合としない場合の矢の飛び方にどんな差が出るかというのを
「自動矢打ちマシーン」みたいなオリジナルの機械を使って実験していました。

角見で弓を外側に回転させると、角見をしないときにくらべて
弓弦が矢を長く押し続けることになる(らしい)んですね。
矢により多くの力が加わる→矢が勢い良く飛ぶ、ということらしいです。

ちょうどこの「角見」の実験をしている場面を見ていたところへ
当番母がやってきて、面白そうだと隣に座って観始めました。
しばらくして「さっきから言ってる『つのみ』って何のこと?」と
当番母が訊いてくるので、当番よっこらしょと起き上がり
(寝そべって観ていたので)

「ええとね、こうやって矢をつがえて(とポーズをとって)射るときに、
弓を持ってる方の手首を外側に返すこと。」と説明しつつ顔を画面に向けたら。
あー。テレビで実演してる人と当番、構えが逆だわ(汗)。

ええと、一般的に弓道ってのは左手に弓を持って、右手に矢を持ってつがえますな。
「左手」を「弓を持つ手」ということで「弓手=ゆんで」と呼ぶくらいですからな。
(ちなみに「右手」は馬の手綱を持つ手なので「馬手=めて」。その昔武士の皆さんが
馬に乗って弓を引いていた時代の呼び名です)で、ぐいーっと右手で弓弦を引っ張って
びーんと放つと矢が飛ぶ。

当番、これを逆にやっちゃったんですね。右手に弓を持って、左手で引いた。
あーまたやっちゃった、って感じです。

当番は昔から左右の判別が苦手です。小さい頃からずっとそうで、
大人になったら区別がつくようになるかと思ったら、そうはなりませんでした(笑)。
ゆっくり考えればわかるのですが、急に「右!」「左!」などと指示されると
十中八九、言われたのとは逆の方向を反射的に選んでしまいます。

それで、弓の構えも単純に左右を間違えたのかなと思って、
左手に弓を持って右手で引く構えをしてみたら、なんか変なんですね。
手に力が入らない感じ、キマらないというか、カラダが定まらない感じがする。
右手で弓を持って左手で引く方がしっかり引ける、ような感じがするんです。
(テレビを見ながら構えを真似しているだけであって、当番は弓道の経験ゼロですが)

で、これは当番の利き手が左だからかもな、と思いました。

弓道で、左右の構えを逆にして射ることが「アリ」なのかはわかりませんが、
「左手(ゆんで)に弓を持って右手で弦を引いて射る」というのは
もともと右利き仕様の構えなんじゃないのかな。右利きの人にとって
力の入りやすい右手で弓弦を引く方がやりやすく、ナチュラルだったから
こういう構えになって、そして右利きの方が多数派だから、それがルールとして
定着したんじゃないかしら。

で、当番の場合は、弓を引くという力のいる(と思われる)仕事を
利き手に担当させようとして無意識に左右を逆に構えてしまったのかも。

(いまちょっと調べてみましたが、日本の弓道で左利きの人が
右手に弓を持って左手で射ることは「アリえない」らしいです。
残念ながらというか、いやむしろ「やっぱり」というか。
だろうなー、剣道も右利き仕様で、左利きだからといって
逆に構えさせてはくれないもんなー。)

で、母と並んでテレビを見ながら

当番「昔、左利きのお侍さんは逆の構えで弓を引いたりしなかったんかね?
   どうして弓道で左右両方の構えが発達しなかったんかね?」

当番母「昔の日本は今よりずっと左利きに厳しかったから、お侍さんの子ならなおさら
    筆から箸から武術まで、みんな問答無用で右利きに躾けられてたんでしょうよ。
    だから左利き用の構えを発達させるなんてことは思い浮かぶことさえ
    なかったんでしょ多分。書道で左利き仕様の書法がないのと同じ。」

当番「そうか…(´・ω・`)」

当番母「しかしあれだね、いまナチュラルに右で持って左で引いたね。」

当番「うん。」

当番母「他の左利きの人にさせてみても、そうやるんかね。」

当番「弓道知らない人にってこと?」

当番母「うん。」

当番「試してみたいけど、いま身近に左利きの人がいないわ。」


と、話はそこで終わって、番組も終わったので
当番は月サインカレンダーを書きに自室へ引き揚げたのですが。

それ以来ずっと、「弓手問題」がアタマの中をぐるぐるしてます。
左手=「ゆんで」というのが元々右利き仕様の構えから生まれたルールだとすれば
もとが左利きの人の「ゆんで」は右手であるのがナチュラルである筈。

右利きの人が圧倒的に多数だから、right-handedにとってnaturalであることが
‘the right way’として採用されがちだけれど、当番はleft-handedなので
(もしも選択の余地があるのなら)rightであることよりnaturalであることを選びたい。
最終的に選べなくても、試すだけはさせてもらいたい。

なんてことをぐるぐる考えておりましたとさ。どっとはらい。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.01.11 01:20:16
[雑談系よもやま] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.