今年お初の天体観測会
今年度初めての天体観測会に行ってきました。それはお世話になっているグループさんよりわざわざお声がけをいただいたもの。現場は管理人の家からは2時間近くかかる所で距離的にはちょっと遠いのですが、この話をもらった時はちょうどその方面に仕事の予定があり、その帰りに立ち寄れば20分くらいの移動で済むので快諾していたのですが、フタを開けてみたら前日に仕事の予定がキャンセルになったんです(^^#)。でもせっかく誘ってもらってもいましたので望遠鏡の道具満載で現地へ向かいました。今年初めて望遠鏡を組むので、その準備もひとつひとつ確認しながら行いたくて予定時間の2時間前に現地へ行きました(結局仕事は休み♪)。その時にはすでに他のメンバーも集まっていていたので管理人も早速望遠鏡の準備を開始。現場は新潟平野にあるので西方向(日本海側)の眺望が良く、実は現在西の空を飛んでいるボンブルックス彗星を見る為に早く現場へ来たというところもありました(他のメンバーも同じ理由のようでした)。まだ木星も見れないくらい空は明るかったですが、普段望遠鏡を組む時はいち早く暗い所に目を馴染ませる為に真っ暗な中でも手探りで望遠鏡を組み上げてゆくところに、明るい中での望遠鏡の準備は楽でいいですね♪。毎年初めて望遠鏡を組む時は何かしら失敗をするのですが(-_-;ゞ、明るい中で組めたおかげかミスもなく設置することができました。↑管理人の望遠鏡の観測会バージョン。水色に丸いドットの描かれている筒は押し入れシート^^;を流用した自作の迷光予防のフードなのですが、大事に使いながらも修繕も加えてもう20年以上使っているんじゃないかな。…って、いい加減作り直せよって話しですよね(^^ゞ、物持ちのいい管理人です^^;。空もうす暗くなってきて、経験上この位の明るさ(暗さ)なら望遠鏡や双眼鏡を使えば木星なら見つけられるので、赤道儀の自動導入でザックリ木星の方向へ望遠鏡を向けて、その付近にあるはずの木星を探しても見つからない(・・?。空には霞むくらい黄砂が来ていたことは判っていたのでそのせいかな…と、もう少し暗くなる10分くらい待ってから探しても見つからず、さらに10分待っても同じ(-_-)。その時には結構空も暗くなっていて、この暗さならあの辺に木星があるはずと目星を点ければ肉眼でも見つけられるはずなんだけど…と悩んでいると、目のいい人が木星を見つけてくれました、望遠鏡が向いているところから10分(時計の針の10分の角度)くらい東側の方向に。っかしぃなぁ、望遠鏡を立てるときにちゃんとスマホアプリのコンパスで調べて北に向けていたつもりなんだけど…。家に帰ってきてから改めてスマホアプリを確認すると、位置情報がOFFになっていました。それでもザックリ北を示していましたが、望遠鏡で使う場合ではわずかなズレでもそれが大きく影響してしまいます。今年はこれからも明るい中で望遠鏡を組むことがあると思いますが、その時にミスをしないようここで失敗を経験してよかったところです。木星を望遠鏡に入れてしまえば、SXPの自動導入なら次の天体(今回はシリウス)に向ければその方向付近を向くので、向いたところを双眼鏡で探してシリウスを見つけて望遠鏡に導入し、3つ目の星としてオリオン座のベテルギウスへ向けたら40倍の視野の端に導入することができました。その後は星図を頼りに現在西の空を飛んでいる肉眼彗星のボンブルックス彗星を導入。今回の観測会の目玉にしようと思っていたのですが、黄砂の影響もあり元々ボヤっと見える彗星がさらにボヤっとしてしまい、"彗星の見え方がわかる人"でなければ望遠鏡で見ても分からない状態だったので、今回はその存在は参加者さんにはナイショにしておきました。観測会が始まったころには天気予報通りの雲が出てきて、後半は雲の切れ間に見える星を見てもらう観測会になりましたが、参加者さんに星を見つけてもらってはその星を導入して(ガキ…ぢゃなかった、子供は目がいいですね^^;)、ある意味ワイワイと楽しい観測会となりました。観測会も終了予定時間をオーバーして望遠鏡を片付けた時には22時近くになっており、帰りの運転も面倒くさくなったので高速を使って、車の自動運転に任せて70kmでトコトコと走って帰ってきました。ガソリンと高速代を自腹で払って夕飯もテイクアウトの牛丼になってしまった観測会になりましたが、せっかく持っている望遠鏡でもっと多くの人に星を見てもらうべく、今年もちょくちょく観測会のお手伝いにお邪魔(思いっきり邪魔しに^^;)に行ってこようと思います。