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カテゴリ:大人力
新人教員や新人講師からよく受ける質問の1つに「いつ叱っていいのか分かりません」というのがあります。
最近は保護者の皆さんに講演をさせていただくときにも、同じ質問が出ることもあります。 私の答えはいつもこうです。 「カチンときたら叱り時」「そらアカン(それはダメだ)と感じたら叱り時」…です。 その場で必ず声に出して叱るのがベストですが、声がダメな状況では態度で、またその場では無理な状況であれば後で必ず叱ります。それが基本です。 ここまで話をすると、これまたよく出てくる質問があります。 「自分が叱ることによって、生徒・子供との関係が悪くなるのが嫌なんです。どうすればいいですか?」…です。 私の答えはこうです。 「それくらいで悪くなる人間関係なら、それはもうそれまでです。諦めてください。」…です。 それで対立や反目があるなら、それもヨシ!・それでヨシ!です。いつでもどこからでもかかって来い!です。 『正しいことを言っているのはどちらなのか!』これが勝敗を決します。 どちらの考えが正しいのか!それが明確になるまでは、正々堂々と頑固に渡り合ってください。 生徒と仲良しな先生・子供と仲良しな親、ある意味賛成です。 しかし、その「仲良し」を保つために大人である先生や親が言うべきことを言わないなんてことはあってはなりません。 そんなことで成り立っている「仲良し」なんて、本当に仲がいいのではなくお互いがお互いをいいように利用しているだけなのです。 そんな馴れ合いの人間関係の中で、教育なんてできる訳がありません。 話を元に戻します。 厳しいことを敢えて言わせてもらうと、「いつ叱っていいのか分かりません」という大人は【感受性不足】【常識力不足】なんです。 「カチンとこない」「そらアカン(それはダメだ)と思わない」…それでは話になりません。 では、どのように感受性・常識力を養えばいいのでしょう? それは皆さんそれぞれに考えてみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.02 01:17:04
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