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2018.02.01
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カテゴリ:小説/物語
先輩の家を出て駅に向かって歩くと、また駄菓子屋の前を通ることになった。
「今日何回目やろか、、、」と考えていると、店の前の青いベンチに店のおばさんが座っていた。
彼女は私を見つけて大きく手を振ったかと思うと隣に座れと手招きをした。

腰を下ろした私におばさんは「どないやった?」と先輩宅での様子を聞いた。
私は見てきたことを話した。

するとおばさんは今日私がまーちゃんと出かけるようになった経緯を教えてくれた。

毎日のように先輩宅に来ては本当に夜遅くまでいることが多いまーちゃんのことをみんなが心配していたときだった。

ある日朝からまーちゃんが駄菓子屋の前に立っていた。
おばさんが理由を聞くとその日は幼稚園の遠足だったが行きたくないと言った。
よくよくその訳を聞いて、遠足にはお弁当が必要だったのだがお母さんが朝になっても帰って来ずお弁当が無いから遠足に行けなかったことを知った。
駄菓子屋のおばさんはすぐに幼稚園に電話をしたが、もう園児たちは出発した後だった。
しかしまーちゃんの姿が無かったので、園長先生だけが残ってくれていた。

幼稚園側としては想定内のことだったので、まーちゃんのお弁当は園長先生が用意をしてくれていた。
そして園長先生は遅れてでもみんなを車で追いかけることもできるから、まーちゃんに幼稚園に来るように提案したが本人が拒んだ。

まーちゃんはお母さんのお弁当が欲しかったのだ。

そんな出来事を不憫に思った駄菓子屋のおばさんとI先輩のお母さんが、今回のおでかけプランを立てた。

だからだったのだ。
朝このおばさんがまーちゃんに「今日はあんたの冬の遠足や」と言ったのは!

そして私はこのとき改めて思い知った。
今日のまーちゃんの一番のお楽しみは、ゲームセンターでも動物園でもない・・・
お母さんのお弁当だったのだ。
お母さんの作ってくれたお弁当を食べることだったのだ。

私がそのお弁当を前にしてまーちゃんにとった言動は、これらの経緯を知らなかったからといって許されるものではないのだ。





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最終更新日  2018.02.01 02:03:56
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