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カテゴリ:小説/物語
そこからは一気にレポートを書き上げた!
書き終えて、また1枚目から原稿用紙に目を通してみる。 今回も我ながら上出来だった。 10枚目ほどまで読み返したところで、ふと喉の渇きを感じた。 なにか飲みたいな・・・と思った瞬間「あっ!」と声を出してしまった。 そう! 火をかけた鍋にハンバーグを入れたままだったのだ! 時計を見ればもう7時を過ぎている。 火をかけた鍋を1時間ほど放置してしまっていたのだ。 台所に急ぐと、まだ鍋から水蒸気が上がっていたので少し安心した。 コンロの火力を最大にしなかったことも結果的に功を奏していたようだ。 コンロの火を止めると同時に鍋の中を覗いた。 まだ鍋底に少しお湯が残ってはいたのだが、私の目はレトルトハンバーグの袋にくぎ付けとなった。 必要以上に加熱されて、ふにゃふにゃになって若干縮んだようにも思えるこの感じ・・・。 私は遠い昔にも同じ光景を目のあたりにしていた。 それも1度や2度ではない。 なんども目にしていたことを思い出したのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.03.02 02:23:48
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