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勉強と生活とは一体の関係にある。 ママは子供が生活の中に勉強を上手く組み込んでいるかを点検し、『子供を王様にしない』で、やるべきことは、強制してでもやらせる強い気持ちをもって。 小学生で学習習慣がつくと学力伸びは約束される。 まずは!『読み・書き・計算』の基礎をしっかり身につける。 学校の授業だけでは不十分なので、家庭での反復練習を習慣に。 子供は、この先もずっと学び続けていくわけだから、この段階でしっかりやらせる事が大切。 次に、中学受験に向けて難しい勉強をさせるのは慎重に!! 高学年になると、塾で得点するテクニックを磨く子たちと、基礎からあやふやな子たちと二極分解するようだが、その『できる』タイプですら問題を抱えてしまう。 欲に、『燃え尽き症候群』中学に受かったとたんにパタッと学習意欲が消えてしまう子がいる。 しかも、テストで得点する事にとらわれて、深く思考する事や、じっくり腰をすえて観察することなどが苦手になる事が少なくない。 受験が悪いのではなく、得点を争うあまり要点をつまみ食いして終わるやりかたに安住してしまう事が危険。 コツコツ積み上げる事や地道に考える事を軽んじるようだと、有名中学に合格出来たとしても、その将来は明るいとは言えない。 その他に、ママへの願いがいくつかある。 第1に、子供を「他人任せにしない』。 学校や塾に任せっぱなしにすると子育ての根幹そのものがゆらぐので、勉強のほうも進まなくなる。 第2に、子供を『他人と比べない』。 よその子がテストで何点取った、塾で何番に上がった、といって自分の子供の成績と比べるのは愚の骨頂。 第3に、成績が良くないからと言って『見捨てない』。 その原因を突き止める努力をしたうえで、根気よく見守ってやる事が大切。 子供の学力が伸びる時期は随分個人差がある、気長に働きかけるのが一番。 第4に、勉強には、『要領の良さ』が必要である事を教える。 社会経験からつかんだ要領の良いやり方を伝授すると、子供は勉強のコツをつかむ事ができる。 最後に、『誉める』事を忘れない。 『誉める・叱る』を比率にすると9:1でいい。 茶の間や台所の食卓で子供が勉強するのを見守りながら、褒め言葉をシャワーのように浴びさせてやると効果ある。 子供達の学力の伸び方には個人差がある。 A君は、小学生のときは、まっすぐな性格。小学生の時に身につけた財産。中学生からグンと伸びた『伸びる子』は、教員にとっては『教えがいのある子』だが、伸びる子に共通点がある。 小学校の時に受験向けのハードな勉強をムリヤリやらさせてなかった。 小学生というのは、まだ、学力の芽が育ち始めたばかり。子供の発達段階には個人差があるので芽が出る時期は随分違ってくる。早咲タイプ、遅咲タイプなどある。 その時期は兄弟姉妹でも違う。 本人がまだその時期になっていないのに、同級生がやっているからと言って難しい勉強をやらせると、芽が出るものが出なくなる。『遅れないように』と浮き足立つのは、実は大変危険な事。 学力をつくりあげる『4つの要素』 学力には天性が大きくかかわる。 どんなに努力したって誰もが速いボールを投げたり、人の心を動かす楽曲を作れるわけではない。 学力も全く同じ。 努力したからといって、誰でも東大に入れるわけではない。 しかも、天性が学力にしめる割合は、80%以上。 秀明がいち早く子供達の学力の将来を見通す事ができるのは、中学2年生!! 中2年で、中学の全範囲を終える授業進度の中で、その『天性』の大きさをつかむから。 研究者として大成するかどうかまではわからないが、大学受験で受かるかどうかは分かる。 学力にとって2番目に大切なのは、『環境』。 『学びの環境』だからカギを握るのは家庭! つまり、小学生には親、とりわけママの働きかけが決め手。 先走っていうと、まだ、自学自習ができない小学生にどのようにやらせるか!これが働きかけの中身。 天性がそれほど優れていなくても、よい環境を与えられ、そこで努力する素直な性格を持ち合わせていれば、一流といわれる大学にまで十分手が届く。 チャンスが確実にあると言うこと!! 3番目。 『素直な性格』 小さい頃から人の話をよく聞く子供は、大きくなっても人の意見に素直に耳を傾ける。 そういうタイプは、物事の吸収がよいので、成績がグングン伸びる。 先ほどのA君がそう。できる子ほど人物が優れている。 素直な子は皆、伸びる?? いえ、違う。。。天性に欠けると、人の話を真面目に聞いて勉強しても、学力の方は難しいということがある。 ただし、そういう子は、たとえ一流大学に入れないにしても、人生は立派に生きていく。 最後は『努力する才能』。 『あいつは才能はないけど、ガリ勉して成績がいい』と耳にする。 『がんばる』のの才能の一つ! 天性のうちにカウントしてもかまわないくらい。 なぜ?普通の人は頑張れないで途中で諦めてしまう。 ずっと継続して努力出来るのは、本当にすごい。 成績がかんばしくない子供を見ると、頑張る資質に欠けるタイプが多く、逆に才能はなくても真面目に勉強していけるようだと、そこそこのレベルまでいくはず。 天性の占める割合が大きいと断言出来るデーターがある。 そして、良い環境、素直な性格、努力する才能を加えて、それらが結びついた統合的なパワーとしての『学力』を育ててやる ことが大事。 子供一人一人の『天性』の差をわきまえた上で、適切なやり方を助言しながら『頑張る→できる』で子供達をささえてあげたい。 天性は、生まれついての才能。 ですから、努力して得られるものでも、変えられるものでもない。 悩んでもしかたない。 良い環境、素直な性格、努力する才能、3つの要素を育てて、上手く結びつくようにし、秘めた能力を伸ばしてやり、それを基礎的な力にまで実らせてやればいい。 親は子供に、必要な基礎学習は強制してでもやらせる。 小学校では、国語、算数、理科、社会の4教科での、成績を出来る出来ないの物差しにするが、特に大事なのは、『読み書き計算』の基礎的な力を身につけること。 それらの習慣を6年間もかけるのは、それがまさに、学んでいくさいの全ての基礎になるから。 ところが、『できる、できない』の差がつく。 小学校修了時に学力の『勝負』がついていないし、小学校で『天性』の芽がかかわることなどめったにないはずなのに、それでも、基礎の力にはハッキリとした差が生じる。 その大きな原因はママの働きかけのよしあし。 今の世の中には、『楽しい・おもしろい』を意識し過ぎて『厳しい・大変な』事を避ける傾向がある。 ところが、もともと『読み・書き・計算』は面白くない。 楽しくなかろうが、面白くなかろうが、基礎というのは叩き込むもの。 ママはココで、子供に遠慮してはいけない。 強制しなければならない。 子供が嫌がるからといって、そこで強制をためらうと、基礎の力がつかいないだけではなくて、『忍耐する・がんばる』という強さも育たない。 それどころか、『いやだ!』といえば逃げられる、やらないでいい、というフムケな精神構造をつくる。 基礎の『読み・書き・計算』の力がおぼつかないうえに、親のいう事を聞かない、努力するのは嫌い、となったのでは困る。 『やれ!』と仕方なくやっても、ほんの短期間に基礎的な力がのびる。 基礎的な力を身につける事が目標。 楽しませる事や、喜びを与える事は一つの手段にすぎない。 楽しくやる事はいい事、子供を王様にさせて『気が向いたらやろうね』などと顔色をうかがうというのでは本末転倒。 始めから『自学自習』出来る子はいない、その導入のしかたを工夫しながら、ママは『教える』のではなく。 ひたすら!『やらせる』だけでいい。 少しの遅れであれば、学年を問わず、がんばればいくらでも挽回できる。 力がついてくると、性格や行動の上での気がかりなものも改善されてくる。 ただし、再発したときのカルテとして、なぜ、遅れたのか原因に付いて考えておく必要はある。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.12.08 11:32:42
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