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1.2年生はママが側で食卓学習をスタートさせよう。 低学年ではママの根気よさ!が推進力に 小学生の間はそうだが、特に低学年は『根気よく』付き合う事が大切。 生活面、勉強も注意する時、やらせる時でも、まず、親が『根気よく』心がけないと、子供の根気よさは育たない。 まだ、自分で勉強をやれない子がほとんど、その日に『やらなければいけないこと』に気付かせて準備させるだけでも大変。ママの力を借りなくても『できる!』という自信をもたせるには、急がないで待ってやるといい。 勉強は、文字を書いたり計算する事だけではない。 準備そのものが勉強の始めリ! やるべき課題の中から『どれを先にするか』を決めるのも勉強に含まれる。 しかし、優先順位をつけるのはなかなか難しい。 上手く誘導するといい。好きなものが先か、後回しが良いのか、その性格を考えたうえで『これでどう?』と提案してやるのも1つの方法。 子供が『こっちが先がいい』と反論してくるようだとしめたもの。『自分で決めた』という充実感が『やる気』を引きだす。 いわゆる、『出来ない子』というのは、勉強しない子、親がさせてない子。 ママが自分で教えるのか塾や家庭教師によるものは別にして、親がどのくらい勉強をやらせたかによって差がつく。 もう一度強調して『カギ』は『親の』根気の良さ。 よく、『うちの子は根気がなくて。。。』と愚痴る。そういうママほど,『もっと、早く!』とせかせてる。 子供の『のろのろ』を見かねて教科書やノートを勝手に広げるなど、自発的にやり始めるのを待ってやるだけの忍耐力が足りない。 このような、ママの根気のなさはすぐ子供に伝染する、一つの事に集中できなくて、自分のやる事に自信が持てない小学生に出来上がる。遊びも同じ。 ママが早く終わらせようとして時計ばかり眺めていると、『もっと遊ばせて!』と不満をつのらせる。せっかく遊んでるのに、『あと何分!』と通告されたように思えてイライラするのだろう。せかしたい気持ちを抑えて、根気よく待ってやりたいところ。 友達と遊ぶ時は時間を決めれば済む、一人遊びにキリを付けるのは難しいもの。 ここでは発想を逆転して、何度も失敗させてみるのもいい。 遊びに時間をかけ過ぎて勉強時間が足りなくなり、好きなテレビ番組が見られなかったような経験をさせて、時間をやりくりする事の大切さに気付かせる。親がガミガミ言うよりも、自分の悔しい体験のほうが効果的。 これらの良い失敗を根気よく見守ってやると、子供は見る見る成長する。 実際に失敗していないと親が口うるさくいうのかわからないし、その骨身に沁みる体験を教訓にさせていかないと、ものごとに優先順位を付けるのが苦手になる。 ちゃかさないで素直に誉める。 「まだ、1回出来ただけでしょ」より「できたね」でいい。 通知表が『1』でも諦めないで 天性で述べた事と関連するが、その子供の潜在能力といった場合に、国語,算数。理科、社会の四教科の能力に限ってしまうと、そのどれも持ち合わせてない事もある。 絵を描くのはうまい、スポーツも得意、けども四教科の成績はふるわないという事も現実としてある。 絶対評価になっても通知表に『1』が付く場合には、学力面の能力に欠けている可能性がある。 シビアなようで、これは、厳然とした事実。 しかし、決めないで、たとえ他人が我が子をどう評価しようとも、親だけは我が子を見捨てはいけない。 現在は、観点別評価といって、ペーパー試験以外のその教科への意欲が足りているかどうかを判断して評価してるやり方になってる。 しかし、子供の中には、授業中、積極的にあまり手を上げないけど、興味はすごくあるタイプもいる。 ハイハイ!と手を上げるかどうかで、学習意欲は計れないはずだが、教員によっては表面に出る態度で『1』を付ける事もあるよう。 つまり、判断のよりどころとする観点はその教員ごとに違う。 例えば、4と5でむしろ4の方がペーパー試験の点数がよいという事が珍しくない。 特に低学年では『おくての子』が割を食うよう。 意欲を持っていて点数もいいのに、熱心に発言しないでいると観点別で逆転されてしまう。 通知表の評価にとらわれすぎないで、我が子の頑張りを見守ってやるといい。 また、通知表には地域差がある。 過疎地の20人しかいない学校の『3』と、人口が多くて進学熱が高い地域の『3』は同じではない。 小学校低学年は子供の努力不足を責める前に子供にやらせていない親の責任を自覚すべき。 教員に見る目がない場合もあるが、そんなことを恨む前に勉強させる方が先!! 宿題をやろうね。失点したテストはやり直して満点にしようねと、励ましながらやらせて、その到達点ぐあいを通知表で知ればいい。 子供の才能が開花する時期は一人一人違う。 親だけは我が子の『開花』をジッと待っていてほしい。 勉強の為の個室はいらない。 お茶の間やキッチンの食卓でやればいい。 机を購入していたら、それを教科書やノートを整理する場所にする。 本棚や引き出しの片付ける習慣になる。 勿論テレビは切る。 子供が勉強の準備にかかったら、食卓にそのスペースを取ってやる。 ママの目の届く位置でいい、あまり整然とさせる必要はない。 家族みんなで食事をしたり、会話する場所、いくらか生活臭があっていい。 子供の『のろのろ』を注意したくなりがち、家庭内の仕事をこなしながら待つ。 教え込むのではなく、『ママには仕事がある』『自分にもやらなければならない課題がある』と感じさせる事が大事。 そして、勉強時刻と終了時刻をメモ書きするようにする。 最初は10分ほどで終わらせてもいいが、目標としては15分を1単位とするのが適当かも。 昨日より長く頑張る事が出来たか、スピードが上がったか、と日ごとに自分の記録を更新させるように頑張らせると効果ある。 終わったところで○付けをやって、間違いはその場でやり直す。 ノートの端に所要時間のメモ書きを写して日付も入れておくと成長の記録が出来上がる。 その日の宿題などをやらせて、その結果をチェックしてやるだけだから、ママは、『勉強させるぞ!』と力を入れすぎないこと。 学校が副教に指定している算数や漢字ドリルをやらせる場合もそうで、我が家らしいムードの演出を心がけると良い。 キーワードは『ほどよい緊張感』。 ママは、根気よく、働きかけると子供の根気が育つのと同じで、ママがリラックスして『勉強するのは特別ではない』と無言のメッセージを伝えたいもの。 だからといって、時間がルーズになったり、集中に欠いたりするのがよくないのは当然。 我が家の食卓を魔法のテーブルにするは中学生になる直前まで効き目ある。 読み書き計算こそ、全ての基本。 漢字の読み書きが国語の基礎、学年内に両方とも身につけるようにさせないと文の内容を読み取る力が不足する。 それが出来ないと、算数も難しい。 最近の脳科学によると、漢字や文字を音読すると脳がすごく活発になり、手できちんと書く事で記憶しやすくなる。 数を数えるだけで脳がうんと働く事も分かってきてる。 つまり、先人の知恵。 読み書き計算の大切さが実証された。 文字を音読させて、手をきちんと使って漢字を書かせる。 音読は小さな声でもいい、何度も繰り返すと文字の意味が分かり、自分の声が頭の中にひびくのを聞きながら手を使って漢字を書くと覚えやすい。 そのヘンの感覚としては、『いち、にい』とゆっくり声にしながら筆順をたどって空中に指先で漢字を書いて見本を示してやって、それをクセにさせるといい。 そうすると高学年になって漢字の読み方や意味を漢和辞典で調べる時も、正しく画数を数える事が出来る。 もちろん、「てん、はね」の画数をゆっくりかぞえる習慣をつけると、筆順が正しくなって、かつきれない文字が書けるようになる。 逆に綺麗に書けない子には筆順チャックしてやる。漢字、ひらがなカタカナでもそうだが、この時期におかしなクセがつくと簡単に直せなくなる。 教員に提出するノートに消しゴムで消すのはかまわない。自習ノートには消ゴムをやめさせ、間違えた個所を残し、『次は間違えないぞ!』という課題にするといい。工夫で強い力がつく。 国語では文章を繰り返し読むのが一番効果がある。何度も音読して覚えてしまうようだと、漢字の『読み』はもう安心だし文の意味を間違える事も減る。 算数でも文章をつっかえず読めるかどうかで理解する力に差がつく。文を読み取る力は国語だけではない。 文章の中身につり合うだけの経験も必要。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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