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なぜ、フィンランド・メソッドでは、国語力を重視するのか? フィンランドの小学校では、国語教育を 1)発想力 2)論理力 3)表現力 4)批判的思考力 5)コミュユニケーション力 の5段階に分けて指導してる。 先生が教え、生徒がそれを学び、記憶するという従来型の授業のあり方ではなく、まず、子供達に考えさせるという授業から始まる。 その上で、論理力を育て、表現力を育てていく。 先生が教える→生徒が記憶する フィンランド・メソッド 発想(テーマから自由にイメージする)→論理(発想した事を整理する)→作文(自分の考えを表現する) 思考力を磨く 思考力といった場合、『再生思考力』と『生産思考力』がある。 再生思考力は、学んだ事を思いだす記憶力。 生産思考力は、新しい事を考え出す創造力。 より、重視されるのは、再生思考力ではなく、生産思考力! 世に天才と呼ばれる人達がいるが、天才とは、生産思考力が出来る人達の事。 過去の経験にとらわれず、再生的思考ではなく、全く新しい生産的思考力をする習慣を持ってる人達。 一般の人達は、再生的思考にとらわれがちなのに、積極的に別の見方をする習慣を身につけていて、常に誰もが考えない事を考えるようにし、新しいアイディアを出すように、自分にノルマを課している。というよりも、そういう習慣を育ててるほうがいい。 どうすれば? マインドマップ思考法を取り入れる。 フィンランド・メソッドの5つのポイント 1)発想力 2)論理力 3)表現力 4)批判的思考力 5)コミュユニケーション力 フィンランド・メソッドは、たんにコミュニケーション力を育てようとしているのではない、直観力や創造力を育てる。発明する思考力を育てようとしてる。 テーマを決める→テーマのパラメータを書く→そのバリエーションを出来るだけ多く書く 砂浜 | 貝殻ーテーマーヨット 海 | あらし 白い波 テーマから連想したイメージを書く たこ足トレーニング テーマを飛行機とし、たこ足だから8つ(テーマの下に8つ足を作り書く) 青い空、白い雲、キャビンアテンダント、パイロット、暖気流、空港、機内食、パスポート イカ足トレーニング(イカの頭にテーマ、10本の足に連想したイメージを書く) 2分間でどれだけ考えれるか。 アイディアが5つまで平均レベル、6~8は優秀、9~12は稀なレベル、それ以上は天才レベル 考える時間を無制限にした場合、20~30個、考えつくのが平均レベル 次の品物の用途とは全く別の用途を、2分間で10個以上考える 1)時計 2)コルク 3)葉っぱ 4)チラシ 5)ゴルフボール 2つの物をくっつけるトレーニング 他人と違う物をくっつけて新しい物を作る 鉛筆と消ゴム(消ゴム付の鉛筆) 1)ビー玉とコップ 2)箸と消ゴム 3)ボールとひも 4)ろうそくと5円玉 5)運動靴とパイプ シナプストレーニング 風 マスト | 首飾り ヨット サーフィン 貝殻 | 波 海 ( ) | ( ) ボート 飛行機 船 空 ( ) 風船 1)人と違った発想が出来る 2)ひらめきやアイディアをノートに取る習慣がある 3)そのノートは放射線状に書かれ、絵やイラストが描かれてる 4)絶えず考えを表現する習慣がある 5)自分が選んだテーマにどこかでも興味をもち続ける 論理とは 1)話の道筋を立てる 2)物事を関連づける 主語述語をつかまえる ゆかりは(主語)月に向かって、約束をしました。(述語) 主語述語の線引き たけおたちは 腹一杯 まんじゅうを たべました ポチ達は あやしい人に向かって ワンワン ほえました かざり言葉を学ぶ 名詞をかざる言葉 白い→ゆりが 咲いている 動詞をかざる言葉 犬が ワンワン→ほえている くっつき言葉 『は』『が』『も』『を』『に』『へ』『で』『と』『から』『まで』『の』など ゆかり『は』ともだち『と』ドッチウボール『を』しました 短い文を書く りんご とんぼ 大きなリンゴの上に、とんぼがとまりました。 リンゴの周りを、トンボが飛んでいます。 りんごをとんぼがかじっています。 3枚のカードから作る文 誰が、(主語) どうした、(動詞)動作などを表す言葉 くっつき言葉(助詞)語と語をくっつける言葉 フィンランドでは、低学年から主語、述語、名詞、動詞などの文法が当然のように使われてる 単語を増やして、つなげて単文を作る(5つ 8つ 10つ) 接続詞(だから、なぜなら) 筋道を立った文 主張がある その根拠を述べる 結論を述べる(自分の考え、意見を述べる) あなたは、( )が好きですか? その理由は? その理由の理由は? 事実 原因 自分の考え→展開→結び(結論) 問題を提起 意見を提示 事例を提示 『~である』『~だ』調で書くと良い 長い文ではなく、短い文 箇条書きにする 結論を先に言って、説明をその後に続ける 話を飛躍させない 漏れやダブリをなくす 意見(主張)ぼくは野球が好きです 理由(根拠)なぜなら、みんなとするのが楽しい 理由(根拠)それに、ヒットを打ったとき、とても嬉しい 理由(根拠)また、逆転したときは『やった!』ととても感激する 日記をマインドマップで書く 月 日 今日何を見たか それが起こったのは、いつだったか 何を聞いたか 1日の出来事記憶マップ それはなぜ興味をもったか 何に引きつけられたか 子供の語彙を増やす カードフラシュ 辞書を読む 図鑑を読む 精読と多読 暗記が学力の質を高める 本の読み聞かせを大切にする 子供達の読解力を育てる 作文力を育てる カラオケカズゾ カラ(色) オ 音(言った事、聞いた事、擬音語) ケ 形(形、大小) カ 感いた事 ス 数、量 ゾ 想像すること 思った事 5感を取り入れた文 グループディスカッションから生まれるコミュニケーション力 他人の発言をさえぎらない 話すときは、ダラダラとしゃべらない 話すときは、怒ったり泣いたりしない 分からない事があったら、すぐに質問する 話を聞くときは、話している人の目を見る 話を聞くときは、ほかのことをしない 最後まで、きちんと話を聞く 議論が台無しになるような事を言わない どのような意見であっても間違いと決めつけない 議論が終わったら、議論の内容の話はしない このルールを守ってディスカッションのテーマを決め話し合いする。 その間、ずっと、大切な事は、相手の立場に立って考えるという態度を取ること。 相手の立ち場に立って考えることが出来るようになる事は、グローバル・コミュニケーションの第一歩。 議論が終わったら、もう議論の内容の話は全くしないようにする。話の尾を引いて、嫌な思いを引きずらない為。 聴き取りトレーニング(他人の話をマインドマップに書いてみよう) 中心のテーマ(遠足) どこへ行ったか どうやって行ったか 誰と一緒に行動したか どんなところだったか 何が目に浮かぶか 自由時間に何をしたか 何が一番面白かったか どんな事件があったか 何が一番心に残ったか ダ・ヴィンチの7つの習慣 毎日ノートを持ち歩いて、ノートをとる習慣 放射状にノートをとる習慣 視覚的思考をする習慣 左手を使う習慣 いつも人と違う視点から見る習慣 いつも新しい事を工夫する習慣 すべてはすべてに関連があると見る習慣 ノートを持ち歩かせ、書き込む事を習慣させる 子供にまず疑問ノートを作らせる このノートには、自分の知りたい疑問を10個リストアップさせる。ノートには、何故、どうしてと思う事を書き付け、自分で答えを見つけて、その答えも書き込ませる。 マインドマップは、筋道を立てて考えるのに、非常に役立つ。 色、次元、統合、リズム、絵、イメージ、マインドマップは次々と湧いて出てくるアイディアを自由に表現できる形態なので、必要なところにアイディアをいつでも自由にはめ込める。頭の自然な働き、思考の自然な過程を表現出来るのがマインドマップ。 視覚化トレーニングは、ベットに横たわって目を閉じ、見てきた事を心象に描き、記憶に焼き付ける。意識してイメージを心に描く訓練をしたことによって、絵を描く事が上達しただけでなく、イメージ記憶を育てた。リラックスした時に、心に心象を描く事が最も効果がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.30 21:07:23
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