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テーマ:ネタ(86)
カテゴリ:ネタ
昨夜のこと。
梅雨も明けてカラッとしたもののそこは南国高知の中でも特に暑い県南西部の四万十市。やはり暑くて浅い眠りの中、久しぶりにヘンな夢を見た。 その夢はあれから少しだけ進んだ未来の話。「ねはんの里」農場が全国展開のブランド力を高めるため卵を使った有力な新商品を開発しそのCMを作ろうと言うのだ。 そこでまたしても重役会議を開き有望な新商品を議論していた。 「では君たちの考えるこれぞという新商品を提案してみたまえよ」 ちょっと偉そうに未来の私が議論を促す。 集まった重役は前回の半分の5名。実は前回のCMが余りにも不評だったため関係のない重役たちが責任を取らされたという訳なのだ。社長が辞めれば良いものを・・・・・・・ しかし、生き残った重役たちはみな元気そのもの。いつものように三流社長なんかに媚びを売る様子は全く見られない・・・・・・・ 「卵を使った商品と言えばプリンとか?」 「それ、アリ過ぎじゃね?」 「ちょっと変わったところで茶碗蒸しとかはどうよ?」 「渋いねー」 「オホン。もうちょっと奇抜なアイデアはないものかね。え!それ卵使うの?みたいな」 美味しい卵を使ったプリン。余りにも正道過ぎる。大手企業ならまだしも我らがねはんの里は三流企業だ。その三流企業が新商品として売り出すにはありきたりではインパクトに欠ける。 「ならメンドクセーから茶碗蒸し味のプリンとかでいんじゃね?」 「カラメルの中にギンナン入っちゃってるよ、これ!みたいな?」 「そりゃいいや」 「ギャハハハ・・・・・・」 「ドアホ。会議中に遊ぶな。それにしてもだな、商品だけじゃなく売り方も奇抜なアイデアが欲しいものだ」 眉間にしわを寄せ重役共を見渡す。 「ん?これ、もしかして損したんじゃね? てな感じに買っちゃってから騙されたことに気付くような巧みなシステム。そんなのを考えられんのかね、このスットコドッコイめ」 そう言い放ったかと思うとニヤリと不気味な笑顔を見せ、いつものように受話器を取ってどこかへ電話をかけた・・・・・・・ 「ああ、君かね。今度のCMだが新商品の名前は、週間・・・・・・・モゴモゴモゴ」 翌月のある日の昼。真面目な営業マンが休憩室でテレビを見ながらコンビニの冷やし中華のパッケージを開けていた。 今日はとても暑い。午前中の外回りで汗だくになりウンザリしていた。彼はねはんの里に入社3年目のエリートだ。 番組の間にCMが入った。見るともなしにテレビを視野に入れながら、冷やし中華の具を混ぜ合わせ、それから一気に麺をすすり始める。 するとどこかで聞いたようなCMが・・・・・・・(ん、これはディ〇ゴスティーニのCMか?) <CM> 「魚肉ソーセージ」 あなたはこの言葉の響きにムラムラと来ないはずがない。 子供の頃に味わった独特の風味・食感。 あの空腹時にかぶりついたなんとも言えない満足感。 毎号送られて来る原材料、 秋田産スケトウダラのすり身、イベリコ豚の脂、高知秘境のねはんの里で育った鶏卵の卵白、オリエンタルホテルと共同開発した特性調味料と香辛料・・・・・・・・ などを特製容器で練りあげ高温で蒸し揚げるとあの頃の懐かしい魚肉ソーセージがなんと、300食分!出来上がります。 マニアが泣いて喜ぶ超レアな増粘剤が入って創刊号は、 「週間魚肉ソーセージ、創刊」 ブッ うん。魚肉ソーセージは止めておこう。 (そーゆー問題じゃないと思うぞ) まぁまぁかな、と思ったら応援よろしこ。 一回ずつ、ポチポチっと↓↓↓ なーんて。 「ねはんの里」ホームページへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.07.20 07:47:48
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